飢餓海峡(お家映画) | 大佐ブログ

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「志村💦うしろ❗」大佐だ。昨日はどれくらい動けるか試しに行ってみたが、トレーナーに「実は肺ガンの疑いが…」と経緯を説明した。「そうですか❗」とかなり驚いていた。そうだ‼️試合に負けたのは肋骨のせいだ‼️
肋骨を使わない取って置きのトレーニング。サンドバッグの連続打ちで、脚も使いながら、手を下げず小さいパンチを1分間打ち続け、10秒休憩。これを5分間やったのだが、はっきり言って死にそうだった😱派手に動かなくても、こんなに疲れるトレーニングがあるとは😓
練習後は「お一人様焼き肉」で軽く4杯ほど😅
今朝、目が覚めると、眠気と疲れがとれてなくて、映画行くのも、買い物行くのもダルかったので、備蓄している大好きな「どん兵衛」を食べながら、録画してまだ観ていない映画を観た。
「飢餓海峡」だ。水上勉(みながみつとむ)の原作を映画化した1965年東映が作った作品で、30年前から気になっていたんだが、183分あるので、ずぅ~と見送って来たが、遂に、やっと今日観た‼️
これがオモシロいストーリーで、北海道、岩内で質屋を襲撃し放火した事件が発生。台風が近づき風が強く、岩内の街全体を焼く大被害に及んだ。
一方、その日、台風の影響により、青函連絡船が転覆、乗客約800名のうち約500名が亡くなった大惨事だったが、乗客の数と遺体の数が合わない。つまり乗船者より遺体が二体多いのだ。
この全く関わりのない事件が一つになるサスペンスで、まあ、犯人ありきで、そこに、どうたどり着くかを描いているが、若干のネタバレを書くと、観た人はわかるが、原作との違いは映画では「爪」で原作は「カミソリ」だった。
役者の演技も見事で、三國連太郎(以下スーさん)のコテコテの河内弁も「ミナミの帝王」より自然に聞こえるし、若き日の高倉健の熱血漢溢れる刑事。
そして逃亡先で入った女郎屋の左幸子のお父さんの加藤嘉さんが良い👍「砂の器」のイメージで言うと、御遍路と言えば加藤嘉さんだが、今回も良かった👍
この作品、今の若い人が観ても絶対オモシロいと思います‼️
犯人は、「みんな平等」「みんなで助け合おう」と、世間ではきれい事を言いながら、結局は格差社会。しかも戦中の中産まれた最悪な環境。だが「格差社会」は、現代も何も変わっていないし、さらに酷くなっている。原作者、水上勉は、こうなることを予測していたのかなぁ。水上勉原作で他に読んだのは「旅の重み」だけだが、映画「飢餓海峡」のオープニングのナレーション「飢餓海峡はどこにでも存在する」が印象的だ。
そして映画の展開も黒澤明映画観ているようで、183分が全く暇しない素晴らしい作品だった。
そんなわけで、今回は、ホームシアター自慢の「ドルビーアトモス」を全く使うことなくワイドサイズのモノクロ映画を堪能した日曜日だった👍以上。