人のあったかさが、しみる時 | 桜野園 お茶で一福、心ふぅわり

桜野園 お茶で一福、心ふぅわり

水俣で、無農薬や自然栽培の緑茶、紅茶、ほうじ茶を家族でつくっています。
そんなお茶づくりと、日々の徒然。
ちゃみさんのあげまん道から学び実践から生まれる気づきも満載でお届けします。


「3時に起きていけば、真っ暗やばってん、
朝焼けのきれいかっばい。」

連日、早朝にお茶の製造に行くことの多かった夫が
つぶやきます。

「ちっと、胃の痛かったいね~」
大食らいで丈夫な夫も、さすがにお疲れの様子。


先日の灰は、対策をしたのと、雨のおかげで

検査結果も無事にOKでした。

それでも、他のお茶園の皆さんも、
茶葉を洗ったりとご苦労されているようです。


そして、今年は、在来種が霜にあたっていたところが多く
むかし茶、結はこれまでになく、収量が少ないかもしれません。

やはり、天候頼みの部分が農業は大きいですから
そういったことも、受け入れ柔軟に対応していく必要があります。




毎年、特に一番茶の時期は、
祖先の人たちの苦労に思いをはせたり
手伝ってくれる皆さんのありがたさが、身に染みる時期ですが
今年は、例年以上に人様の力を借りて乗り切っています。

お父さんの兄弟や、
夫の妹さん3人、
皆さん、お茶屋の子供として育ってきただけあって
私なんかより、ずっとお茶摘みが大変な時代にお手伝いをしてきていますから
お休みのたびに、駆けつけてくれます。

それから、親戚の方や
仕事に来てくれる吉田さんも、一生懸命やってくださり
本当に感謝です。

お茶摘みだけでなく、
お茶の仕上げの工場、
袋詰めの工場、
運送してくれる方々、
たくさんの皆さんのおかげです。


みんなが懸命にやっている中、
家で作業、それも大切ではあるのですが
本当に忍びなくて、申し訳ない気持ちになります。

「あんた、極端にがんばりすぎるもね。
俺みたいに、ちっと、きつかっち思ったら
すぐに休まんば」

と、夫曰く。


もう、力任せでがんばり続けるのではなく
人にお願いしたり
自分の体の声を聴いて、おつきあいしていかなくてはな~
と思っています。
力を抜くことを覚えましょう、私(笑)

あいかわらず、連休も仕事の日々になりそうですが
半日はきっと、夫が出水へマテ貝堀に、
子供たちを連れて行ってくれることと思います。





私も、何かおやつでも焼けるようにしたいな♪
家族に喜んでもらう時間も、至福のひと時。