昨日は、まだ元気で話もできていたのに。

今朝は、もう息も無く、目を閉じたまま。

義理の兄(姉の旦那さん)が逝ってしまった。


私の主人が早くに亡くなったので、子供達を気にかけてくれたり、父もまた早くに亡くなったので、姉が長女なので、何かと下の妹達の親代わりであったり、こまめな義兄でした。

余命宣告された後も、大好きな鉄道に乗りに北海道まで行き、仕事の人に挨拶に行くと言って痩せた体でスーツを着てネクタイを締めて、東京に行き、年内迄の命と言われながら、桜が咲きそうな3月迄生きた。死ぬ死ぬ詐欺やなぁ〜と自分で言って、まだまだ死ぬ気はしない程お喋りでした。


姉は身体が不自由なので、この先、姉を置いて心残りだっただろうと思います、姉は気丈に振る舞っているけれど、抜け殻の様になっている。

緩和ケア病棟に入院してから毎日面会に行き、杖をついて、半身麻痺の身体を支えながら歩く姿を見ているのは辛くて、毎日、車で姉を送迎して、私も姉と同様、1日でも病院に行かなかったら、その日に・・・会えなくなったらと思うと面会を休む事はできなかった。

その面会が終わる事も怖かった。

パパ(義兄のことを皆んなそう呼んでた)の大きな声、ママによく文句言われながら笑ってた。頭の後ろに手をやる癖。何よりも私や子供達を呼ぶ声。もう一度聞きたかった.元気な声を。

人は本当には亡くなるんだ.あんなに元気だったのに。

明日から葬儀の準備、斎場が混んでいるので数日間はお寺で安置してもらって、何時も誰かがパパのそばにいる様にして。明日も昼から会ってこようと思う。

ありがとうパパ。

姉を空から見守ってやって下さいね。


今夜は寒い夜。