最近は本当に情報が溢れていて。受け取る方は処理しきれないし、発信する側はどうやって届けるかに必死。
たくさんの情報の中でどう埋もれないように届けるか、どうやって興味を持ってくれそうな人に届けるか、それが凄く大事な時代らしい。
そうなると「これを買った人はこれも買っています」というクロスセルだとか。検索した人、ページに訪れた人にひたすら広告を出し続けるリターゲティングだとか。そういう「興味ありそうな人を狙う」手法がよく取られるようになる。
さて、最近僕は貝を前よりもよく食べるようになったのだけれど、それは「とんねるずのみなさんのおかげでした」のワンコーナーで「ぶらり途中下車の貝」というコーナーの影響だ。
このコーナーは貝好きな木梨憲武が名物の貝をひたすら食べるコーナーなのだけど、とにかく美味しそうに食べる。そうなると、食べたくなる。それで、食べるようになる。
そんな単純なのかって思うかもしれないけど、そういうことってよくある。例えば友達に勧められるとか。会社の先輩に勧められるとか。
ただ、そういうのって発信側からは狙えないし、狙おうと思わないんだよね。例えば有名モデルに化粧品を紹介してもらうとかはある話だけど、そりゃそうだ。好きなモデルがお勧めする化粧品には興味あるだろう。でも木梨憲武のファンは別に貝好きとは限らない。
口コミ大事だよねとか、エバンジェリスト使うのいいよとか、そういうことを言いたいんじゃなくて。「たまたまどっかで引っかかる」って意外とあるんじゃないのかなって。常に「興味ありそうな人を狙う」だけじゃなくて、消費者が自分でも気がついていないニーズをどう引き出せるかも、トライしたら面白いんじゃないかな。