Lyrical Stone ~リリカルストーン― Diaries as Living Crystals ―
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【Life】夜道のノイズと、次男の一言

先日の駅からの帰り道、夜。


いつものように自転車で家へ向かい、

マンションの敷地に入ろうとしたところで、

小さな交差点を渡る必要がある。


その瞬間、右側から歩いてくる人がいた。


特に危険な距離ではない。ただのすれ違い。


私はそのまま敷地に入り、駐輪場に向かおうとした。


(イメージ)


出来事


そのときだった。


背後で、突然の大きな怒鳴り声。


一瞬、思考が止まる。


――え、私?


頭の中で一気にシナリオが立ち上がる。


私が目の前を通り過ぎたことに対して怒っているのかもしれない。
もしかしたら追いかけてくるかもしれない。
ここは暗い駐輪場だし、逃げ場はあるだろうか。


そんなふうに、万が一ではあるが、数秒で“最悪の物語”が完成する。


私は少し急いで自転車を停めて早足で家に入った。


結果として、その人が追ってくることはなかった。


ただ、大声の記憶だけ残っていた。


理由は分からない。

誰に向けた怒りなのかも分からない。



次男の見解


帰宅後その話を2号(次男23才)にした。


怖かった状況を説明し終える。


すると彼は、間髪入れずにこう言った。


それ、う◯こ踏んだだけだよ。

う◯こを踏んでうわーって騒いでただけだから。

ママに対してじゃないよ。


一瞬、思考が止まる。


そして次の瞬間、吹き出してしまった。


う◯こを踏んで、ただ騒いでいただけの人笑


その視点に変わった瞬間、夜道のノイズは急に軽くなった。


結論


次男の一言は、私の安心を生みつつ、

騒いでいた見知らぬ人への皮肉とユーモアの成立を軽やかにやってのけた。


そうか、

ノイジーな人がノイズを発する現場に居合わせただけか。

それはその人の課題であり、私の課題ではない。


そして、最後に残ったのは、ひとつの結論。



“世界はたまに、

う◯こを踏んだ人の声でできている”



この出来事の説明はだいたいこれで、十分なのかもしれない。


2号よ、ありがとう。

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