この季節。
時に一週間おきに台風が来るおきなわ。
ひとたび直撃しようものなら
物置小屋もひとっ飛びだ。
何せ国道を冷蔵庫が制限速度で走る。
しかし対策さえすれば、
何ら変わりない、
いつもの食卓である。
今日同僚のたらこちゃんと夕食を食べていたら
「えのきたべれる?」
と聞かれたので
おれ「もちろん!食べれ…」
たらこ「ドサッ」
うん、
敢えて聞かなかった。
ありがとうとだけ言って何度かもらっていると
隣で落ち着かない心がむき出しになっている。
やっと業を煮やしたたらこちゃんが口火を切った。
たらこ「おれ好き嫌いないの?」
おれ「ないよー。なんで?(えのき)歯に詰まるから?」
と明らかに違う理由を当て付けて聞くと、
少し微笑んだ(鼻で笑った)あとにこう答えた。
たらこ「見た目が気持ち悪いから」
俺にはよくわからない話だ。
好き嫌いの話になる度に、困る。
俺は嫌いなものがない。
おれ「納豆は?他のきのこは?」
たらこ「無理。無理。」
栄養については少し学があるので
ビタミンB群はどうするのかと思って聞いていたら
おれ「たらこは?」
たらこ「めんたいは大好きっちゃんね」
そう、たらこちゃんは生粋の博多っ子なのだ。
なるほど、そうやっていのちが成り立つわけだ。
極論ではあるが、
栄養が不足すれば、人間は死ぬ。
でも、好き嫌いの激しい人は死なない。
なぜか。
やはり食えるもので補っているからだろう。
しかしそれでは何か悔しさが残る。
好き嫌いの話題にも入れず、
言えば上から目線になるし、
かといって食べ物は食べ物だから
無理に嫌いになれない。
そもそも出てきた料理を残す教育は受けてない。
だからこう考えることにした。
好き嫌いのない我々は、
選ぶことが出来る。
許すことが出来る。
デートにつけても
酒のつまみにつけても
栄養の摂取につけても
食の器が大きいのだ、と。
それだけ得られる幸せの幅も広いのだ、と。
異次元の味覚なのだ、と。
「おお、なんて幸せ者なんだ!!!」
職場からの帰り道500mの最中
好き嫌いに筋が通った国道で
ひとり笑った台風前々夜だった。
時に一週間おきに台風が来るおきなわ。
ひとたび直撃しようものなら
物置小屋もひとっ飛びだ。
何せ国道を冷蔵庫が制限速度で走る。
しかし対策さえすれば、
何ら変わりない、
いつもの食卓である。
今日同僚のたらこちゃんと夕食を食べていたら
「えのきたべれる?」
と聞かれたので
おれ「もちろん!食べれ…」
たらこ「ドサッ」
うん、
敢えて聞かなかった。
ありがとうとだけ言って何度かもらっていると
隣で落ち着かない心がむき出しになっている。
やっと業を煮やしたたらこちゃんが口火を切った。
たらこ「おれ好き嫌いないの?」
おれ「ないよー。なんで?(えのき)歯に詰まるから?」
と明らかに違う理由を当て付けて聞くと、
少し微笑んだ(鼻で笑った)あとにこう答えた。
たらこ「見た目が気持ち悪いから」
俺にはよくわからない話だ。
好き嫌いの話になる度に、困る。
俺は嫌いなものがない。
おれ「納豆は?他のきのこは?」
たらこ「無理。無理。」
栄養については少し学があるので
ビタミンB群はどうするのかと思って聞いていたら
おれ「たらこは?」
たらこ「めんたいは大好きっちゃんね」
そう、たらこちゃんは生粋の博多っ子なのだ。
なるほど、そうやっていのちが成り立つわけだ。
極論ではあるが、
栄養が不足すれば、人間は死ぬ。
でも、好き嫌いの激しい人は死なない。
なぜか。
やはり食えるもので補っているからだろう。
しかしそれでは何か悔しさが残る。
好き嫌いの話題にも入れず、
言えば上から目線になるし、
かといって食べ物は食べ物だから
無理に嫌いになれない。
そもそも出てきた料理を残す教育は受けてない。
だからこう考えることにした。
好き嫌いのない我々は、
選ぶことが出来る。
許すことが出来る。
デートにつけても
酒のつまみにつけても
栄養の摂取につけても
食の器が大きいのだ、と。
それだけ得られる幸せの幅も広いのだ、と。
異次元の味覚なのだ、と。
「おお、なんて幸せ者なんだ!!!」
職場からの帰り道500mの最中
好き嫌いに筋が通った国道で
ひとり笑った台風前々夜だった。