二次試験に向けて 数学 | 元国立医学部生 数学の定石 鉄則を解説します

元国立医学部生 数学の定石 鉄則を解説します

国立医学部を卒業し、現在医師として働いています。頭の体操も兼ねて、趣味で大学受験の数学の問題を解いてます笑
勉強方法や、オススメの問題集を紹介していきます。ひとりでも多くの難関大の受験をする人の役にたてればと思います。

センター試験が終わり、二次試験に向けての勉強をこなす時期です

この時期に数学の勉強で意識してほしいことは3つあります

一つ目に、定石の最終確認です。こうきたらこう解くという、決まりきったパターンに抜けがないかチェックしてほしいです。1対1対応の演習などの定石集の確認や、塾や予備校で使用したテキストの定石問題を再確認解しましょう。必ずどの大学の入試問題でも定石処理だけで解ける問題が1、2問はあるのでその問題を本番で時間をかけずにささっと解くためにも定石確認は大切です。

2つ目に過去問研究です。よく言われているので当たり前のように思われるかもしれないですが、案外できてない人が多いです。例えば簡単な例でいうと、『東大数学なら、通過領域、確率、整数、体積、図形問題が特に頻出分野だな。確率は偶奇で場合分けが必要な問題が多かったり、漸化式をたてる問題もよくでるな。これから手詰まった時に偶奇で場合分けするんじゃないかと意識したり、漸化式たてられるんじゃないかと意識しよう。』というように、志望校の過去問の特色をえぐり出してください。そして、過去問の類題(同じような考え方をする問題)と、頻出分野の問題を特に重点的に解きましょう。

3つ目に質よりも量を意識しましょう。そもそも質とはなんですか?量をこなそうと集中する事で勉強の質は高まるものです。質は量の後についてくるものだと思います。質は曖昧なものですが、量はこれだけやったんだとわかる絶対的なものです。二次試験の直前まで問題を解きまくりましょう。これから解いた問題の類問に本番で出くわす確率をあげる意味でも効果があります。   

最後に、過去問を解き終わっちゃって何やろうか迷ってる!!っていう人は東京出版の『合否を決めたこの一問』あるいは、さらに余力があるひとは『この問題が合否を決める』を用いてテスト演習をする事を強くお薦めします。自分の志望校と同じ大問構成、時間でテスト演習する事で実践力をさらに高めてください。
分量的にも適量で、新しい問題を解いて思考を鈍らせないようにしい人にもお薦めです。   
   
二次試験にむけて頑張ってください