さいたさいた。
皆さん、こんにちは。本日ブログ担当のあずまです。3月も少しずつ終わりに近づき、春がどんどん色濃くなっていきますね。先日私は、所属しているリトミック研究センターの今年度最終講義に参加してきました。月に1度のペースで行われているこの講義は、実際にリトミックの現場の中で応用できるアイデアや技術を、先生方のこれまでの実地な経験に基づいて、たくさん共有していただける機会になっています。「リトミックって、何ですか?」自分のなじんだ音楽畑から少し離れたところに身を置いて、「リトミック」について話をしようとするときに、必ず聞かれるこの問い。それに対して、理屈ではなく、自分の体感により近いところから出せる答えを、少しずつ形にしているところです。私にとってリトミックは、「音」と「身体」の密接なリンクを育て、柔らかな感受性や、物事に対して響き、応えていく力を養ってくれるもの。でも、もっともっと分かりやすく、誰にとっても「あぁ、そうなんだ」と得心のいく言葉をつかまえたいな、と思います。そのために今年度、私が挑戦したのは、リトミック研修センターが監修している指導者資格の中の、ディプロマBの取得でした。大人になって、資格取得や試験に挑戦してみて(緊張でカチカチになるのは残念ながら変わらない)考えるのは、それらが単なる自分の証明書を増やす機会になるのではなく、学びによる自分の内的な変化を、強く促してくれるということです。学びを頭の中の知識や概念に留めるのではなく、広く他者と共有し、その価値を新しく生み出すために。大人の学びは、子どもの時のそれとはまた違って、切実で、おもしろいな、とふと思います。