ランパルのテレマン《無伴奏フルートの為の12のファンタジア》
Georg Philipp Telemann
《12 fantaisies pour flûte traversière seule》
12 Fantasien für Flöte solo TWV 40:2-13
今日採り上げるのは、テレマンの《無伴奏フルートの為の12のファンタジア》TWV 40:2-13です。
此の曲は、ドイツの作曲家ゲオルク・フィリップ・テレマンが1732年から1933年に掛けてハンブルクに於いて作曲したフルートの為の無伴奏作品です。
大バッハの作品が「峻嚴」「莊重」「重厚」であるのに對し、テレマンは「優し氣」「優雅」「輕やか」と云い得るのではないでしょうか?クラシック音樂と謂うものの「形式ばった感じが嫌だ」という方々に「輕く聽き流す氣持ちで」是非とも聽いて頂きたい曲集です。
樂曲の構成は以下の通りです:
第1番:イ長調
第2番:イ短調
第3番:ロ短調
第4番:變ロ長調
第5番:ハ長調
第6番:ニ短調
第7番:「アラ・フランチェーゼ」ニ長調
第8番:ホ短調
第9番:ホ長調
第10番:嬰へ短調
第11番:ト長調
第12番:ト短調
今日紹介させて頂くのは、ジャン=ピエール・ランパルのフルート獨奏に由り1972年に行われたセッション録音です。
名技性、即興性、旋律美等、洗練され求められる求められると謂った此の作品の性格とランパルの音樂性とが實にマッチした魅力溢れる演奏であると云って差支え無いでありましょう。
演奏メンバーは以下の通りです:
Jean-Pierre Rampal (Flöte)
(1972)