こんにちは。

 

今回は、アメリカの航空会社が使う飛行機の機材と機齢についてです。

 

 

機齢ってえらいマニアックな言葉を持ってきたなという感じですが、快適なフライトを過ごす上で結構大事なファクターなんじゃないかなーと思うので、まとめてみます。

 

 

  機齢って?

(長いので興味なければ飛ばしてください笑)

 

そもそも機齢とは、、、?

 

読んで字の如く、飛行機の年齢。

つまり、飛行機が生産、登録されてから今日までの経過年数です。

数字が小さければ若い飛行機、つまり新しい飛行機になります。

 

余談ですが、車の年数って何というんですかね。

車齢?

日本だと初年度登録から13年すると自動車税の税額が跳ね上がるので、それまでには買い換えたいとか思ったりしますよね。

うちの車は車齢5年ですとかいうのかな。

 

話は戻って機齢についてですが、他のサービス等を抜いて飛行機だけで選ぶのであれば、機齢が若い航空会社の方が、快適なフライトを過ごせることが多いです。

 

新しい飛行機だと、綺麗な内装、wi-fiが使える、少し機内の湿度が高めで体とお肌にやさしい、窓が大きい、荷物棚が大きいなどなど、技術の進化でより快適なフライトができるようになります。

 

航空会社は、その飛行機を導入してからざっくり10年程度で機内のリファービッシュ、つまり座席や内装を新しいものに交換しますが、それでも限界があります。

 

 

  日本の航空会社の使用機材と機齢

 

アメリカに行く前に、日本の航空会社の使用機材と機齢を見てみましょう。

 

日系航空会社の使用機材と機齢(2023年10月)

航空会社 ANA JAL スカイマーク ピーチ
機材

Airbus A320

Airbus A321

Airbus A380

Boeing 737 NG

Boeing 767

Boeing 777

Boeing 787

Airbus A350

Boeing 737 NG

Boeing 767

Boeing 777

Boeing 787

Boeing 737 NG

Airbus A320

Airbus A321

平均機齢 9.8年 11.2年 11.7年 3.8年

 

ANAはいろんな種類の飛行機を持っていますね。

 

飛行機の寿命は一般的に20~25年です。

実際は丁寧に整備をすればいくらでも飛べますが、この年数を超えると部品が手に入りくくなったり交換部品が多くなり、経済的には飛ばせなくなります。

 

ANAやJAL、スカイマークは、経済的な寿命まではしっかり整備して飛ばし続ける航空会社なので、平均機齢が10年前後になるのは妥当かなと思います。

 

一方LCCのピーチは、平均機齢3.8年と短くなっています

比較的新しい航空会社であることも短い理由ですが、ピーチの場合は飛行機をリースで導入することが多く、リース期限が来たらリース元に返還していることが大きいです。

 

 

  アメリカの航空会社の使用機材と機齢

 

では本題のアメリカの航空会社について。

まずはおなじみの3大航空会社から。

 

米国航空会社の使用機材と機齢(2023年10月)

航空会社 United Delta American
機材

Airbus A319

Airbus A320

Boeing 737 NG / Max

Boeing 757

Boeing 767

Boeing 777

Boeing 787

Airbus A220

Airbus A319

Airbus A320

Airbus A321

Airbus A330

Airbus A350

Boeing 717

Boeing 737 NG

Boeing 757

Boeing 767

Airbus A319

Airbus A320

Airbus A321

Boeing 737 NG / Max

Boeing 777

Boeing 787

平均機齢 16.3年 15.0年 12.8年

 

日本のと比べると、とても高齢に感じますね。

確かに、肌感覚としてなんかこの飛行機古くね?と感じることは多いように感じます。

裏を返せば、長い間整備して使い続ける、つまり整備能力や技術力が高い、ということもあるかもしれません。

ちなみに、本命の後継機種が現れないBoeing 757/767は、平均機齢が26年を超えています。。。

 

次にLCC(格安航空会社)の3社。

 

米国航空会社の使用機材と機齢(2023年10月)

航空会社 Southwest Spirit Frontier
機材

Boeing 737 NG / Max

Airbus A319

Airbus A320

Airbus A321

Airbus A320

Airbus A321

平均機齢 11.7年 6.8年 4.2年

 

LCCは機材数が少なくてスリムですね。

Southwestは、古い機材でも大事に整備して使い続けているようです。

一方、ウルトラLCCのSpiritとFrontierは、さすがの若さです。

 

最後にその他の中堅以上の航空会社。

 

米国航空会社の使用機材と機齢(2023年10月)

航空会社 Alaska Jetblue Hawaiian
機材

Airbus A321

Boeing 737 NG / Max

Airbus A220

Airbus A320

Airbus A321

Embraer 190/195

Airbus A321

Airbus A330

Boeing 717

平均機齢 9.9年 12.7年 12.2年

 

どの航空会社も、それなりの経年化はしているようです。

 

 

  まとめ

 

取り止めのないまとめ記事になってしまいましたが、各航空会社の機材と機齢についてでした。

 

ここでひとつだけ伝えたかったのが、LCCは意外と新しい飛行機を使っているということ。

会社のAssetを減らし経営を身軽にするために、リースで飛行機を導入し早めに返還することが多くなります。

LCCだから必ずしもオンボロな飛行機、というわけではないことを知っていただければ、よかったかなと思います。

 

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