こんにちは。

 

国土が広大なアメリカでは、飛行機での移動が一般的です。

 

 

ここでよく思うのが、

 

「搭乗開始時刻が早い割に定刻に着かなくない?」

 

という問題。

 

ずっとアメリカに住んでいる人からすれば当たり前なのかもしれませんが、日本で育った身としては違和感しかありません。

 

 

  日本の場合

 

日本の多くの航空会社のルール(国内線)はこちら。

 

「出発20分前までに保安検査場を通過、10分前までに搭乗口へ来ること。」

 

その上で運航状況や機材にもよりますが、出発の15~20分前から搭乗開始です。

 

何も無ければ定刻前後でドアが閉まり出発になります。

 

そして2022年の統計だと、定時到着率はANAが89.79%、JALが89.39%でした。

 

これは大きい航空会社の中では世界で1位と2位だそうです。

 

結構優秀なんですね。

 

 

  アメリカの搭乗開始時刻

 

アメリカの国内線では、航空会社にもよりますが、オンライン、カウンター共に30~45分前までにはチェックインを済ませておく必要があるようです。

 

その上で、アメリカだと出発の45分前からの搭乗開始がデフォルトのようです。

 

先日乗った09:43発のフライトの搭乗券がこちら。

 

 

45分前搭乗開始、、、

実際に08:58に搭乗開始されるのかは置いておいて、搭乗券にこう書かれていたらその時刻にゲートに行きますよね。

 

幸いこの日は順調だったので、出発10分前にはドアが閉まっています。

 

実際は前便が遅れてくることもよくあるので、毎回こんなに早い訳ではないですけどね。

 

ですが、もし順調で何も問題が無ければ、出発10分前にはドアが閉まります。

 

つまり、日本の感覚で行くとかなり焦ることになります、、、

 

 

  アメリカの定時到着率

 

早く集められたお客さんですが、その後飛行して目的地に到着、その際に定刻に着いているかと言うと、、、

 

定時到着率は、デルタ航空 83.95%、ユナイテッド航空 81.22%、アメリカン航空 80.21%と、日本の航空会社よりも下がります。

 

これでも頑張っている方で、LCCのフロンティア航空だと67%まで下がります、、、

 

結局のところ定刻に着かないことが結構あるんです。

 

早くから搭乗口に来させられるのに、、、

 

 

  なぜ遅れるのか

 

参考までに、飛行機の遅延理由を載せておきます。

 

Bureau of Transportation Statics

 

Air Carrier Delayは、整備、機材繰り、乗員繰り等の航空会社理由の遅れ。

National Aviation System Delayは、空港や空路の混雑等による遅れ。

 

航空会社理由の遅れが1位ですが、3位の空港や空路混雑による遅れも結構な割合です。

 

ここまで精緻に分析ができているのなら、もう少し遅延を減らせるのではと思ってしまいます。

 

 

  まとめ

 

アメリカでは、お客さんにできるだけ早く搭乗口に来させる割に、遅延するので時間通りに到着しないのが普通のようです。

 

日本が時間にうるさすぎるのもありますが、日本のメンタルのままアメリカの飛行機に乗ると辛くなるので、余裕を持って空港に着き、どうせ遅れるものと割り切った旅行プランを作るのが良さそうです。