ベネゼエラに大敗をきして南米選手権がうそのようであった。タイトな日程にU-22まであり森保監督は直前不在となかれ以外のスタッフの心配されている能力が試される試合だった。
この試合についてマスコミでベネゼエラの展開についていけなかった日本代表のような書かれ方をしているのに「それは間違っているだろう」と我慢が出来なくなった。実のところベネゼイラに展開と言えるほどの立派な状況はなかった。
1点目は右から左にゴール前をボールが流れてこれを拾われて、室屋の守備は孤立した。本来はダブルチームを作るようなところに原口は動けていなかった。何時もの彼なら機敏にディフェンスに加わったのではないか。センターバックの守備範囲も狭く制空権はロンドンのものだった。2点目はDF植田の縦のフィードがプレゼントボールになった。このショートカウンターは速くて日本は置いて行かれた。3点目はサイドチェンジから原口のサイドの守備。プレスに行くと下げられて脚が止まった。本来なら下げたところにマークを受け渡してプレスにダッシュしなくてはいけない。4点目は敵コーナーキックからカウンターを仕掛けるも柴崎がボールを取られてらしからぬミスからカウンターのカウンターでこれも高速のの攻めで失点を重ねた。
敵のビルトアップが速かったのではなく自滅だった。
このようなシュチエーションを見極めないで平気で失点分析してしまうのは如何なものか。カウンターならプレスにも行けないくらい敵は遠くなるのは当たり前だ。これを遅効で突破させられたかのような解説がまかり通るのだから呆れるばかりだ。
まず原口、柴崎のコンディショニングは明らかに悪くこの選手を使うしかなかった選手セレクションのミスとコンディショニングの見逃し,協会の日程の無理があった。直前の森保監督の不在が響いた。彼以外のコーチの力量が低いのだろう。8番と7番が動けないので鈴木や中島は孤立してしまった。ベネゼイラのサイドチェンジが効果的だったのは日本に走れない選手がいたため再度のプレスが甘くなったためだ。
つぎにセンターバックの素材だが植田はときに素晴らしい縦のフィードを持っているのに確信をもってプレーできないというメンタルに弱さを持つ選手だ。このため判断も遅れがちになる。他のセンターバックは身長のわりに機敏さが欠ける。彼らは残念なことに守備範囲は狭く自分の前の相手を追うのに精いっぱいだった。むしろ広島の荒木でも試したほうが良かったのではないか?日本には今や大型センターバックは沢山いるのだが俊敏なセンターバックは見つかっていない。ただロンドンも止められない低いだけのバックになってしまう。
柴崎の代役になるシンキングスピードの早いボランチも選考されていなかった。視野の広い小林はすでに実績があるが愚かなことにタトゥーが問題となったのだろうか?選外となっている。賢い青山が居ないことが日本には深刻だが、怪我上がりだが頭の良い柏木、内田あたりまでボランチを試すべきではないか。
山口蛍、遠藤航,橋本は残念ながらシンキングスピードが遅く人を活かすプレーヤではないことが明らかだ。そのためボランチよりずいぶん高い位置でチャンスに絡めたりしてしまうのだがそれは人を活かせるタイミングでプレーできないので、そうなってしまうという皮肉な現象にすぎない。
浅野は効果的なランニングが出来ず効いていなかったが後半まで交代されなかったのも奇異だった。ベンチの選手を見る判断は低いのではないか。もったいないことにオイナウが使われないのもなぜだったか。
代表には早急のコーチ陣の刷新とボランチの整備が必要だ。伸びない選手はもう切らなくてはいけない。おそらくこの試合前の代表練習はとても雰囲気が悪く、チームマネイジメントに対してそうとうの不信感があり選手のモチベーションがおおいに下がったのだろう。
後半の温厚な永井の球際まで勝負しきったプレッシング・ランはそれを物語っていたのではないか。
