幼児・乳児に好まれる色・デザインを考えると、日本においては、必ずぶちあたるあいつ。
アンパンマン
人気の理由は、単純明快なストーリーであったり
豊富なキャラクター群だったり曲線で形成された形状だったり
いろいろな理由があるとは思いますが
ちょっと色彩・認知・発達心理的に考えてみます。
そもそも子供が色を判別できるのか
ダニフ・マウラ著 「赤ちゃんには世界がどうみえるか」での調査研究によれば
生後数週間で、赤・黄・オレンジ・緑を認識
生後4ヶ月で上記の色の区別が出来るようなるようです。
乳児は、また、赤・黄・オレンジ・白を好み、緑・青・紫など寒色を嫌う傾向があるそうです。
光の波長域でいうと、500nm~750nmくらいの刺激を好む、ということのようです。
また、明度の高いパステルカラーよりも原色に近い、彩度の高い色を好む傾向があります。
(大人が子どもに対してもつイメージカラーは一般的にパステルカラーで、ここは認識の乖離があります)
デザインをやっていると、原色に近い暖色を下手に使ったときには
「目に痛い」とかそういう表現をしたりするのですが
これは単純に原色に近い暖色が、波長として脳に対する刺激が強いということに起因します。
乳幼児は脳は発達段階であり(3歳くらいで80%)、発達には刺激が必要です。
刺激の強い色調を好み脳の発達を優位にしていく本能がある、
とか生物学的に検証とかしてみると面白いかもしれません。
で、翻ってアンパンマンのカラー構成を考えてみると
乳幼児が好む、かつ認識しやすいカラー(黄色 赤 白 茶)で構成されていることに気づきます。
子どもの発達段階にバッチリすぎるカラーになってるようです。
ちなみに、しまじろうも同様です。
やなせたかし氏おそるべしです。
やなせたかし氏おそるべしです。
