作業療法アプローチ研究会「Team,re;Quest」のブログ -4ページ目

Team,re:Questの古池です。

【人の身体とこころに触れる】といったテーマで書いているブログも今回が最終回となります!

このブログを書くにあたり、私自身も患者様の身体に触れることを今まで以上に意識しながら行うようにしていました。そうすると、抵抗なく触れることが出来る場合や相手に緊張を与えてしまう場合など…

反応が様々であることに気付きました(随分、抽象的な表現ではありますが)

また、反対に触ろうと意識しすぎるのも良くないようです。



ただ触れるという簡単な行為ですが、本当に奥が深いと感じます。




触れることに対する反応の出方は、患者様の身体の緊張や精神的な面での影響もありますが、自分自身の姿勢や精神面での影響が大きく関わってくるように思います。



極端な例でいうと、前のめりになるような姿勢や身体を硬めてしまっている場合や、精神的に落ち着いた状態ではないときに患者様にとって不快なものとなっていることが多いと感じます。



自分自身の姿勢や触れ方についての内容は、10月のセミナーでもお伝え出来たらと思っています。



まもなく定員となりますので、是非ご検討ください!





セミナーの宣伝も行ってしまいましたが。。。

最終回のブログは、皮膚について調べていくことで興味を持った内容があったので、それをお伝えします。

それは乳児についてです。

当然、乳児にも皮膚はあります。

生まれたばかりの乳児を想像してください………





生まれたばかりの乳児の視覚はそれほど発達していません。また、聴覚はありますが、言語は理解できません。

そんな乳児が生まれてきた世界を認識していくためにはどうすると思いますか?




……嗅覚と触覚を使うのです!!



嗅覚については、生後間もない新生児が、親族を嗅覚で嗅ぎ分けているらしいといった報告や、生後三日の乳児でも、成人が一般的に不快と感じる匂いに対して、同様に不快のしぐさを示したとの報告もあります。



また、触覚では、乳児が眼についたものを何でも手に取って、しゃぶってしまうという行為を見たことがある方も多いと思います。解剖学者である三木成夫博士によると、この行為は重要な成長過程であり、眼に見えるモノとその形状とを結びつける学習行為だと言っています。

このように乳児は肌で感じながら成長していきます。




十八世紀には、生まれたての赤ん坊にミルクだけを与え、人間の接触を禁じるという今では考えられない実験がプロシアの王によって行われています。




……結果は、赤ん坊は皆死んでしまいました。




また、ラットを用いた実験では、親と子の接触が抑えられると、海馬でストレスホルモンを感知するタンパク質のDNAが複製されにくくなるという報告もあります。

この二つの結果を見ても、皮膚感覚を介した母子間のコミュニケーションは生きていくうえでとても重要であることがわかります。




このほかにも、皮膚は色を感じられるといった内容や、電磁波等との関係などまだまだわからないことも多く、不思議なものもあるようです。





五感の一つとして生きていくうえで必要となるもの。







また、人と関わるうえで大切な行為。







臨床に直接関わってくるような内容はあまり無かったかもしれませんが、このブログをきっかけに普段の自分の触れ方や触れた際の相手の反応などについて考えていくと、より相手との関わりに深みも出てくるのではないでしょうか。






本日も最後までお読みいただきありがとうございました。