一昨夜だったかのNHKの討論番組・・・・の受け売り

日本の高度成長時代とその後の景気浮揚政策で進めたインフラ整備、

補助金や借金で作っても景気が良くなれば返せるということだったのだが・・・

新幹線、道路、橋、上下水道はもとより箱ものと言われる体育館、ホール、文化施設等々

 世界的にも稀に見る人類史上最速の建設整備だったといわれる。

  

ところが、これらは恒久的なものではない。

 50年も経過すると私たちの目に見えないところで、

 これも最速の勢いで老朽化が進んできているらしい。

 各地で古い水道管が破裂し、首都高の高架など補修が追いつかない勢いで傷んできているといわれる。

  

 

箱モノの維持管理費もばかにならない。

 一度抱えてしまうと住民ニーズで閉鎖もままならない事情がある。

 合併などで市内に体育館やホールが何か所も、利用頻度も少なくなってきており、

 地方自治体はこれらの維持負担が増え財政的に頭を痛めている。

  

 今後は新設よりも維持管理費用の財政負担が大きいといわれる。

 どこの組長も先のことは考えていなかったと口を揃えていっていた。

 借金の世の中なのに、便利を求めてさらに新規道路が広がり伸び続けている。

 一度作ればあとはタダとは違い、作れば作るほど維持管理費が増え続けるのである。

  
これから人口減少、高齢化社会である、

 年金や高齢者福祉費(社会保障)が大きな問題になっているが、それだけではない。

 インフラの維持管理・・・大変な付回しが後世に引き継がれていく。

ここらで現状維持社会へとブレーキをかける時代にきているのではないだろうか。

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今日の散歩道、土手にハナニラの群生