今日はすっきりと晴れ上がった。風はまだ冷たい。
この季節になると妻は待ちかねたように、
川原の柳や梅を取ってきては、玄関やあちこちと活けていたものでした。
それを思い出して墓参りに行く。
蕾の梅の枝とネコヤナギ、それに庭の水仙を挿してきました。
家の横の土手沿いにソメイヨシノの大樹の並木があります。
かつて高度成長期の頃、ここには近鉄センターという観光施設がありました。
各種温泉や演芸娯楽施設、プールなど、当時としては人気の観光施設でした。
そのオープン(昭和39年)の頃に植えられたものだから、樹齢は50年以上は経っている。
時代を経て施設は閉鎖され、その跡地に住宅団地が出来て30年ほどになる。
毎年見事な花を咲かせている桜も、老木となり年々衰えて、枝枯れ立ち枯れし始めている。
ソメイヨシノはよほど手入れをしない限り50~60年の寿命といわれる。
その上、太鼓台の運行の邪魔になると、毎年のように大きな枝を切られてきた。
数年前ついに一本が立ち枯れて伐採され、
自治会でそこに一本の若木を植えました。
これがどうも違う種類の桜らしくて、
この時期に咲き始めていました。
これは・・・寒桜(カンザクラ)でしょうか、
乙女のようなピンクの可憐な花です。
このところ「冬のサクラ」というドラマを見ているのですが・・・(関係ないけど)
天気予報を見ると、これから一週間ほどは春のような陽気が続くらしい。
花粉症の人にとっては辛い季節の到来ですね。


