気温もほどほどになった夕方、幸い風もない。

皆んなで庭に出て精霊棚に水と花を上げ、迎え火を焚く。

子供のころに経験して以来、途絶えがちだったお盆の行事、

自分がこのように復活させるとは思いもよらなかったことである。

「ばあばがね、この火を目印にしておうちに帰ってくるのだよ」

孫達も声をそろえて

「ばあば、帰ってきてねー・・・」

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