日曜日、午後からはすっきりと晴れ上がった。

まるで妻のために晴れてくれたようにさえ思えた。

  

風も無く陽ざしが温かい。

「写真を撮ってよ、 でもパジャマではねえ」

娘に着替えさせてもらって、妻は桜の花の中に包まれた。

  

「見納めかもしれないね・・・」

「そうだねえ、来週は葉桜だもの・・・」

  

存分に桜を満喫でき、妻はとても穏やかで幸せな面差しであった。

 

0904054