桜に包まれて日曜日、午後からはすっきりと晴れ上がった。まるで妻のために晴れてくれたようにさえ思えた。 風も無く陽ざしが温かい。「写真を撮ってよ、 でもパジャマではねえ」娘に着替えさせてもらって、妻は桜の花の中に包まれた。 「見納めかもしれないね・・・」「そうだねえ、来週は葉桜だもの・・・」 存分に桜を満喫でき、妻はとても穏やかで幸せな面差しであった。