やっと桜が満開になった。

無風の花曇もまたいいものである。

開花期間が長かったせいか、散る花びらもあり蕾も残っている。

待ちきれないかのように新緑も芽吹き始めていた。

  

妻は足の痛みを訴えながらも帰宅した。

妻のベッドからも窓越しに満開の桜が見えるのだけれど、

相変わらず、帰ってきてからずっと眠り続けている。

目覚めたら、思う存分満開の桜を満喫させてあげよう。

 

こんな歌があった。

「ちりぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ」

日本人には桜に特別な想いがある。

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