cozzeと言えばサルデーニャ、ナポリ、そして恵比寿のリストランテ(シェフはナポリ人)と、様々なエピソードがよみがえる。

それほど貝が好きでもなかった私がシジミとアサリ以外で積極的に注文する様になったきっかけはサルデーニャでコッツェの美味しさを知ったから。


調理前のお掃除が大変と聞いたこともあり、これまで自分でやってみたいと思ったことはなかった。


ところが帰り道にふらっと寄った庶民のスーパーで立派なcozze(ムール貝)と鉢合わせてしまい…

忙しいほど料理がしたくなるクセがここでスイッチオン!


だって立派で綺麗なcozzeだったし、超お買い得!ってなってたんですもの。


電車の中で処理方法とレシピを確認して…なんて思っていたけれど、結局仕事メールのチェックに忙殺され、cozzeはすっかり頭の中からサヨナラ。

(あ、ナポリでcozze食べたリストランテの近くに、ホテル『サヨナラ』ってのがあったような…(うろ覚えw))


夜な夜な調理するはずだったcozzeは、朝まで生きながらえることに。

ごめん、cozze。

やっぱり美味しくいただくわ。

早朝起きてcozzeの存在を思い出ししばし悩む。

今から調理するか、今日帰って来るまで待っててもらうか…。


待たせてはいけない。

そうだ、今やらずしていつやる?


やるしかない、そうちからcozzeのお掃除。

ところがとっても綺麗なcozzeさん達だったので、意外と楽勝、殻を綺麗にして、髭をとって。

鍋にオリーブオイル、ニンニクのみじん切り、黒胡椒。

ん?誘い水ってなんだ?

とりあえず少し水を足してみる、ま、これでいっか。


cozzeを一つずつ丁寧に入れ、蓋をしたら加熱。

確かcozzeは70度以上で5分加熱しなきゃいけないって書いてあったような。

鍋を揺すりながらタイマーをセット。


覗いてみたい衝動に駆られる。

いや、今覗いて動いていたらそれは嫌だな。

でもやっぱり覗きたい、そっと蓋を開けてみる。


『おおっ!』皿の上で見たことのある状態のcozzeさん達が、そこにはいた。

だがしかし、タイマーはまだ3分残っている。

半生の貝を食べて下すのは嫌だ。

でも加熱し過ぎると身が縮んでしまうし。


それでも我慢。

やっとこさっさ、タイマーが切れたら早速お皿はあける。

主の居なくなった鍋に残った汁を再び火にかけ煮詰める。

そこそこ濃くなったら、主様達にお汁を回し掛け。


朝っぱらからニンニクの入ったcozze inpepataをひとつ味見。

『やっぱりcozze好き』


しかしこれから出勤するので、それ以上の味見は控えて家族へ書き置きを。

『ムール貝の蒸し焼き(イタリア料理)美味しいよ!』


そして家を出た。


きっと家族は手をつけないだろう。

見た目が気持ち悪いとか言って。

なので後で電話して『冷蔵庫にしまってね』だけ伝えよう。

そして今夜私が食べるんだ!


初めてのcozze調理。

忙しい朝にパパッとでも出来ちゃった。

お掃除以外はアサリと変わらなかった(笑)

そんなお話。