喉が乾燥して、このままではまずい。
のどケアの何かを口に入れたい。
実は12月に声が出なくなり、その時にのど飴やら顆粒やら色々試した。
教わったり、ネットで調べたりして購入したもの、心配した方からいただいたものなど、今は様々な種類をジッパー袋にひとまとめにして持ち歩いている。
さて、現在電車の中。
様々な喉ケアのものが入っている透明袋を取り出してゴソゴソするのも何か嫌だし、という気分たったので、持っているトートバッグに入れたままジッパー袋内を手探りすることに。
柑橘系ののど飴がいいなあ。
まあ、すぐに見つかるでしょう。
ゴソゴソ、これは?
残念、昔ながらの製法のニッキ飴。
これ大好きで食べ出すと止まらないのだけれども、今はこれじゃない。
ゴソゴソ、これは絶対違うよね。
細長いもの、そうそれは龍角散ダイレクト。
これが一番効くよと聞いて買ってみたものの、イマイチ効果がわからなかった。
ゴソゴソ、これも絶対違う。
薄べったい袋、いったい何、これ。
覚えがないので、取り出して見てみる。
ああこれは病院でもらったうがい薬。
これも入れてあったのね。
喉は乾燥を訴えてくる。
早くください、潤うものを。
仕方ない、手探りをやめ覗き込む。
あった、飴。
いやこれはニッキ。
じゃあその下のを、これもニッキ。しかも割れている。
その横のは、トローチ。
この袋に一番いっぱい入っているはずの柑橘系ののど飴にたどりつかない。
ええい、もうニッキ飴でいいか。
そう思いながら下の方から取り出したら、やっとビタミンCのど飴が出て来た。
良かった良かった。
さあ、早く口に入れよう。
個包装の袋を破り左手でマスクを少し上げた隙間から、右手で飴を袋から押し出す。
開け方が足りなかったか、飴が引っかかって出てこない。
一旦口から離し、両手でさらに開けようとするものの、中々広がらない。
力を入れれば良いのだけれど、強く引っ張ると勢い余って中身が飛び出しかねない。
そんなことでプチ注目を浴びるのは嫌だ。
チマチマと切り込みを広げる。
何度目かにやっと成功し、乾燥し切った喉は無事目的のものにありつくことができた。
喉ケア用品は種類別に分けて持つべきだろうか、大袋に一緒に入れない方が良かったか?
どうでも良いことを今、電車に揺られながら考え中である。