オーディション結果
映画の一役を頂きました。
とは言え、撮影期間まで暫く時間があり、何の役かもわからぬまま衣装合わせの日が来ました。
衣装合わせに行くと、衣装合わせというより スケジュール確認と役決めだったので 驚く。
自身はフルート経験があるので、すんなりとオーケストラの団員役に選ばれました。
監督からクラシックの質問を幾つか受け、和やかに終了。
劇中で使う曲を相談されたのですが、余り曲数を答えられなかったので
諸先輩方にご相談して、監督宛てにリストを提出しました。
先輩方、本当にありがとうございますm(_ _)m
先月下旬と、7日の2回 撮影に参加して来ました。
初回は団員役の3名とメインの方とで練習帰り風景を撮影し、私は自前のフルートを持っていたのですが
小さくて目立たないので~ と、バイオリンケースを持つことに。
7日の撮影では演奏シーンがあったのですが、フルートになるのかバイオリンになるのか分からないまま現場入り。
夕方から、自宅近所のミューズホールで撮影でした。近くてラッキー♪
大ホールには初めて入ったのですが、数百本規模のパイプオルガンがあり
客席や内装までも全てが美しいホールでした。
パイプオルガンが聴きたかった…。
高校時代、武蔵野音大のバッハザールにてバイオリン発表に出た事があるのですが
そこのパイプオルガンもとても貴重なもので、重厚な音色を思い出しました。
撮影隊は朝から山梨に居て、こちらの現場まで2時間遅れで到着との事で
団員役の3名とオケエキストラの方々とでひたすら待つ。
待っている間に、オケの方にバイオリンを教えて頂いていたのですが 自身はやはりフルートをやる事になり…(笑)
バイオリンを久しぶりに触りましたが、とても懐かしかったです。
弦楽器は小指が内側に歪んでいるせいか何をやっても運指がすごく苦手です。
自身は不快な音しか出せなかった記憶なので(そんなんで何故バッハザールに出られたのか疑問)
皆様の上品な音色に終始うっとりしていました。
前回のシーンでチェロケースを持っていたキャストの野村さんと、もう一人福間さんがバイオリンを練習している中
自身はバイオリン譜を見ながら「ここにいるオケトラさん方は皆弦楽器だけど…フルートの譜面はあるのだろうか…」と路頭に迷う。
撮影隊が到着し、いよいよ撮影開始となってから やはり管楽器は私しか居なくて
弦楽器の方々が並ぶエリアの後方の壇上にぽつん…
監督も「黒田さんフルート一人で寂しいね(笑)」と声をかけて下さる。
やはりフルートの譜面は無く、シンフォニーの一部分が再生される度に皆様は譜面を見て演奏しているのですが
自身は再生音を聴きながら フルートがどこで鳴っているかひたすら聴きわける。
学生時代にオケ譜を聴音で書き上げる授業があったのを思い出しながら、久しぶりに頭をフル回転させました。
途中、確かオケ譜を持っていた方がいた事を思い出し、お借りしてフルートの部分を見ながら何とか演奏するフリが出来ました。
他の現場で数回お世話になったスタッフさんと再会した際に、「黒田さんフルートも出来るんですね」と驚かれ
監督がわざわざ横から「音大出身なんです」と紹介して下さったり。
こちらの現場で、監督がとても珍しいタイプの方だなぁと感じました。
キャストにちょこちょこ事をかけて下さったり、台詞もより自然なものをとエキストラに相談したり
「今○○待ちなので、少しお待ち下さい~」と言う助監督の仕事の様な事や現場の片付けなどもフットワーク軽くしていらっしゃるのです。
大体監督は、現場でご自身の作業に集中していらっしゃるイメージが強いので 驚きました。
おかげ様で時間に余裕が無い中でも和やかに撮影が終了。
完成が楽しみです。
撮影の帰り道、2日間共にご一緒したキャストの方々と「写真撮り忘れたねー」。
よくやるミスです。
皆様、お疲れ様でした!
公開が近くなりましたら またお知らせさせて頂きます^^