GALTIAフルコンプまでのプレイ時間は
私はだいたい25~7時間ぐらい
(スキップ・選択肢までジャンプ・台詞一部飛ばし含む)だったと思います。
1日朝方までプレイ日も含んでということで、ボリュームはあるかな?
攻略対象は4人+真相ルート担当1名の合計5名。
一部脇キャラクターとのBAD扱いも含むEDも数個あり。
カップリングはシン受け以外はありません(シン攻めはなし)
全体的な感想としては、GALTIAは硬派なBLゲームだなという印象があります。
あらすじにも出てきますが、共通ルートとなる話の中心軸が
世界をまとめる4カ国が集う「四大会議」のために
各国が政治的・軍事的に駆け引きしているシーンが多々出てきます。
対立同士の国境線での際どい情勢・中立国であり続ける難しさなどが
作中で真面目に描かれているために、そんな印象を受けました。
プレイヤーはスラム育ちの主人公シン(初めて国外へと仕事で出る)を
通して、世界情勢を一緒に学んでいくようなスタンス。
用語辞典があるので、どの国の話かわかりにくい時は随時チェックを奨励したいです。
(アホなこというけど「クウォーリー」国と「クロイツ」国は関係性も強めだし
「ク」から始まるもの同士なので、序盤はどっちの話をしているのか若干混乱したww)
萌えた?どうだった?よかった?
そして肝心のBLゲームの「LOVE」の部分ですが…その…とても言い難いのですが…
ルートによって描写不足の印象を与えるキャラクターがいました(詳しくはネタバレエリアで)
これだけ素材が揃っててそうなる!?あー!勿体無い!みたいな感じ。
政治的シーンが多いので、恋愛部分がどうしても削られ気味かなと思います。
別にR18シーンが少ないという訳ではないのですが、1回1回が短めでもあるので
プレイ後印象に残るのが政治的・軍事的な部分が多くなっちゃうんですよね…
個人的に「国」がメインとなるゲームなので、世界情勢を疎かにしないで
真面目に描写するスタンスは好感が持てるんですが、せっかくBLゲームをプレイしているので
もう少し恋愛描写を強めでお願いしたかったな。
いや、確かにあの世界情勢で王様がふわっふわ恋愛脳でエロヒャッハー!
シンたんハァハァ萌え!ってしていたら「ふざけんな!ちゃんと働けよクソ男!」と
なるといえばなるんだけどねwwwさじ加減が難しいなぁとは思います。
どんなキャラがいた?
キャラクターに関しては
いい意味でも悪い意味でも意表をついてくるようなキャラクターはいませんでした。
しいていうなら真相ルート担当が、なるほどそういう設定背負っているのかぁとは思いましたが
「え!?お前そんなやつだったの!?」みたいなビックリはないはずです。
キャラクター紹介から想像できる安定したキャラクター設定。
総括としては星5個中3.8ぐらいのゲームの印象でした。
ネタバレ感想エリアに突入する前に
個人的なGALTIA(ガルティア)オススメ攻略順を載せておきます。
センリ→ラウルス→ジーク→ディアゴ→ゼノ
ラウルスとジークはどちらが先でもいい気がしますが
真相から遠い順だとラウルスが先かな?という印象。
謎解きめいた部分もある作品なので
キャラクターを攻略するたびに「そうだったんだ~」と
思いながらプレイするのがいいと思います。
と、ここまではネタバレなしで真面目にGALTIA感想を書いておりましたが
ここから先は記事を折りたたんで、好き放題不真面目かつ個人的趣味丸出しの
GALTIA(ガルティア)ネタバレ感想に入りたいと思います。
プレイ前の皆さんは、ここまででストップ奨励です。
肝心なネタをガンガンネタバレします。
プレイ済みの方、ネタバレ上等の方のみこの先へどうぞ!
ここからネタバレエリア突入!
GALTIA(ガルティア)ネタバレ感想エリアに突入しました。
先ほどの真面目なレビューのテンションに引き換え、好き勝手語りたいと思いますので
気を悪くされた方がいらしたら、そっとページを閉じてください。
ごめんなさい(最初に謝っておく)
センリ CV:四ツ谷サイダー
普通の幼馴染ルートだった(むしろ驚愕)
BAD以外最初から最後まで普通にイイヤツのまま終わっていきました。
ほら、やっぱりBLゲームの幼馴染ってさ
「アキラァ」(もぐもぐ)ってなると思うじゃん?(偏見)
公式キャラクター設定に
>シンのことは随分前から意識しており、本人的には友情以上恋人未満だが、
>傍から見ると完全な片思いである
ってあったしね!
でもぶっちゃけ、共通ルートではただの友情にしか見えなかったwww
私てっきりこの公式の記載から、共通ルートの段階で既にセンリは
シンにBL全開でまとわりついて、他のキャラクターのBADエンドにも
介入してくるぐらいのポテンシャルがあると思っていたので
私の心が汚れててごめんね…という気持ち。
普通にいい青年だった…孤児院で子供達の面倒をみている善き人。
シンとの恋愛描写も強引さはありつつ、きちんと手順を踏んでいたし。
マジでごめん(反省)
4つの国といいつつ、王様が2人しか登場していないキャラクター紹介で
薄々察してはいましたが、センリも王様になったよEDでストーリーも意外性はなし。
ただお祖父様と聖剣が登場した瞬間は、物語の設定になるほどなぁと思った。
クロイツの内乱に関しての話も、なかなか面白かった。
BLとしてセンリルートで萌えたのはBADEDでの
センリの弟カズイとの3PNTRプレイ。真顔
3P好きとしては「そう!これ!これだよ!」と深夜に拳をPC前で突き上げました。
いいねいいね!?
このルートのカズイは、なんだかんだでシンに執着しているのが見受けられるし
センリの目の前で見せつけ全力NTRプレイだし(ここもっと作中で描いてほしかった)
そこからの兄弟3Pは、私にとって素晴らしい流れでした。
本当にありがとうございます!
センリ、このBAD見る限りヤンデレのポテンシャルあるんだから
もっと活かしてほしかったなぁ。
ジーク CV:鳩マン軍曹
私はアニメイト限定版を予約していたぐらいなので
自分の予想としてはジ-ク×シンが1番ツボるかなぁと思ったのですが
惜しい!!!とにかく惜しい!!!
ジークのキャラクターや、脇キャラのレオやイグニスも含めてバストゥーニは
よかったと思うんですけど、せっかく!!!せっっっっかく!!!
前世ネタが関わってくるんだから
もうちょっとそこ掘り下げて欲しかった!(号泣)
GALTIA全体の話として
真相ルートゼノから繋がって「前世・転生ネタ」があったのが
個人的にとてつもなく意外性があったのですが
私は前世ネタは大好物なので、どんなものかとワクワクしながらプレイをしていたんですよ。
で、てっきり攻めだとゼノだけが転生してるのかな?と思いきや
ジークもしてるじゃないですか!「約束」までしてるし!
そこ!!!そこだよ!!!なんでもっと掘り下げてくれないの!(号泣)
ゼノで過去話をメインでやるから
あくまでジークはオマケ程度のネタかもしれないのですが
せっかく過去生でもシン・ジーク・ゼノは絡みがあるのに
BADEDでゼノがシンをNTR陵○系にならなかったのも意外だし
せっかくの「約束」もさらっと流れていくしで、もったいなさに涙が出そうでした。
ジークの過去生はシンに対して「友情」止まりなのも勿体無い。
せめて片思いぐらいしてて欲しかったんだけど…
けれど作中ジークの不器用な恋愛描写には萌えました。
その分シンの決められなさっぷりというか、逃亡っぷりにはちょっとうーんとなりましたが。
でもゼノルートを見て、シンがあぁなのも生まれつき定められてるっぽいので
それを捻じ曲げてでも、ジークの隣りにいることをシンが選んだとなると萌えるなと
フルコンプしてからしみじみ思いました。
余談ですがアニメイト限定版のジークCDはジークが生徒会長でラブラブプレイです!
ラウルス CV:佐藤タカ
豹変系キャラクターではありますが、それは公式のキャラクター紹介での
>容姿端麗、物腰柔らかで穏やかな性格で知られているが…
の「…」部分で既にネタバレみたいな状態になっていたのでビックリ感はゼロ。
プロモーションCDでも、ラウルスは一人ぶっ飛ばしてたしねwww
ただこう、ラウルスはルート中本当に掴みどころがなくて
シン目線で話は進んでいくため、意味不明な気分屋のような展開の数々に
ぶっちゃけ何このメンヘラ男!?状態に陥りました\(^o^)/
こうもっと暗黒微笑系の豹変かと思ってたんだけど
メンタル系のヤバさとは思わず、1番ハラハラさせられたルートかもしれません。
ED後のラウスルは全てが浄化されたようになっていましたが、シンが浄化前のラウルスに
惚れる理由は正直全く伝わってこない&ラウルスもシンの「メシス」以外の部分に
惹かれた要素が伝わってこないため、もう少し上手く恋愛面で誘導してほしかった。
そしてラウルスルートに欠かせない脇キャラクター・カーティスの存在感がすごい。というか、ぶっちゃけカーティス×ラウルスじゃないか?と思うレベル。
BADEDのスチルがとてつもなく美しかった。
あったかい部屋で本が読みたかっただけのラウルスと
エースであるカーティス…(´;ω;`)ブワッ
「エース」という設定の絶妙さはよかった。
3P好きとしては本編中にせっかくカーティス&ラウルス×シンがあるのにも
関わらずサラっと終わっていってしまったことには、密かに憤りを感じています。真顔
ディアゴ CV:縞馬男爵
思わぬ伏兵で、萌え転がりました。
正直ノーマークなキャラクターだったので、びっくりしました。
キャラクター設定に関しては想像通りではあるのですが、ストーリー展開がよかった。
個人的に1番恋愛描写が丁寧で、テーマも面白いキャラクターだったと思います。
ただもう少し「王だから」「自分の一部だから」互いを愛しているのか?という
問いかけに対して、明確な答えが欲しかった気がします(ちょっと感覚的すぎた)
けれどディアゴのキャラクターからしたら、あの結論の出し方は合ってるのかなぁ。
ルート内でディアゴが王と判明するシーンはとってもかっこよかった。
あの盛り上がりで判明するのか!金色の聖剣めっちゃかっこいいな!?と
テンションあがりました。
ディアゴとの恋愛も保護者→恋人への過程がしっかり描かれていて
シンもツンとしながらも素直に赤面している姿がとても可愛かった。
他のルートでももっとシン、Rシーン以外でも赤面していいんだよ!(力説)
シンから思わずキスしてしまうシーン、良かったな~。
ディアゴになら、シンを安心して預けられるみたいな空気がありました。
普段着じゃなくて、スーツでビシっときめたディアゴはイケてるよね。真顔
あと王の中でも、ディアゴは世界に対して知識も多かったからか
ゼノとの関わりもあり終盤の対決は手に汗握りました。
個人的にディアゴを4人の中で1番最後にプレイしたほうがいいと思ったのは
シンの謎に人間の中では1番近い人だからなんだよね。
ゼノ CV:先割れスプーン
もっとLOVEを!!!
もっと過去を!!!
もっとヤンデレを!!!
そしてもっと説明を下さい!!!
他ルートでちょいちょい出てきて、シンに必死な姿を見せているゼノ。
真相ルート担当ということで、とてつもない期待と共にゼノルートに突入したのですが
いろいろとこれまた惜しい!!!
もっと前世の2人をしっかり見せて欲しかった。
夢で垣間見れる部分だけじゃなくて、2人が対である理由や対になった(ゼノシンが
初めて出会った)シーンなど、せっかく深い関係があるならもっともっと見たかった。
そして記憶が無くても、シンがゼノに惹かれざる得ない恋愛描写を
もう少し濃い目で欲しかった。
比較的ギリギリまで記憶が戻らないシンは
ゼノに対しても、ギリギリまでツンツンしてる気がしたんだよね……。
ゼノはヤンデレでキレながらも、寂しそうにしょんぼりしてるのが気の毒だった。
あれだけ必死なのに\(^o^)/
「記憶が無いのに、また同じ相手を好きになってしまう」という、深い業や
運命的な要素が読みたかったなぁ。
そしてジークルートでも言ってるけど前世組3人の具体的エピソードもっとください。
BADエンド3Pもください(切実)
シンやゼノが何者なのか、50年前の出来事などがふんわりし過ぎているので
もう一歩踏み込んだ説明もしっかりして欲しかった。
あと気になりまくってるんだけど、ゼノトゥルーエンドの最終決戦の部分で
背景指定がミスっているのが心底気になります。
ゼノが力使う前から晴れちゃってるよwwwwせっかくの奇跡がwwwwwww
修正パッチ早く。真顔
総合評価
手堅く作っているとは思うんですけど、もう1歩踏み込んでほしい作品でした。
硬派なシナリオは好きですが、それでもやっぱりボーイズ「ラブ」ゲームを私は求めていた訳で
もう少し「ラブ」を上乗せしてほしかった。
各国の特徴や政治的駆け引きの描写はこれだけしっかりしてるなら
恋愛部分や、前世ネタ部分ももっとしっかり描けた力をメーカーさんや
ライターさんは持っていると思うので、本当に惜しい。
愛をください!!!