オツカレでした。


日経平均の日足チャートでは三角持ち合い上抜けということになるのだが。

[30日 日経]日経平均、年間下落率42%で過去最大 大納会、終値8859円  30日の東京株式市場で日経平均株価の終値は8859円56銭となり、前年の終値と比べて42.1%安となった。年間騰落率としては、算出開始の1949年以降で過去最大の下落率を記録した。これまでの記録はバブル経済が崩壊した1990年のマイナス38.7%だった。08年は世界的な金融不安や景気悪化に対する警戒感、外国為替市場で急速に進んだ円高・ドル安の企業業績への影響懸念などが株売りにつながった。特に9月の米証券のリーマン・ブラザーズの破綻以降は大きく売られる展開となり、10月27日には1982年10月7日以来、26年ぶりの安値となる7162円90銭まで下落した。東証株価指数(TOPIX)の年間騰落率はマイナス41.8%だった。

日経平均の年間下落率が42.1%となった。この下落幅はバブル経済崩壊が始まった1990年(38.7%)を超えた。


1949年の算出開始以来過去最大。1部上場企業の株式時価総額も278兆9880億円と昨年末から196兆6410億円減少した。


なんと日本の国内総生産(GDP)の約4割に当たる規模の資産価値が吹っ飛んだことになる計算である。


ハズレ社会人-日経平均


また日本の家計の金融資産は、大和総研の試算によると株や投資信託などの価格下落で、07年末の1544兆円から約110兆円減ったとのことだ。


世界に目を向けると株式市場の時価総額は、トムソン・ロイターの集計によると2007年末に4300兆円だったは、約2300兆円にまで急減したのことだ。


為替も大きく揺れた年となった。東京外国為替市場の円相場は30日午後5時時点で1ドル=90円26~29銭。


昨年末からの上げ幅は22円84銭(20.2%)で、「ブラックマンデー」の87年(38円10銭)以来の大きさとなった。


長期金利も低下した。新発10年物国債の流通利回りは30日に一時1.155%まで下げ、03年8月以来5年4カ月ぶりの低さになっている。


この状況は来年も続くとみられ、市場では「株価が上昇基調に転じるのは2010年以降」との見方が大半を占めている。


そんな中、メディアの報道に対して改善してほしいことが一つ。ベンチマークとしてのTOPIXの取り扱いについてである。

[TOPIX
東証株価指数とは、東京証券取引所第一部上場株式銘柄を対象として、同取引所が毎分、算出・公表している株価指数である。日経平均株価と共に日本株のベンチマークとして普及している。通称の「TOPIX」(トピックス)はTokyo stock Price IndeXの略称。

東証株価指数は、東証第一部上場株の時価総額の合計を終値ベースで評価し、基準日である1968年1月4日の時価総額を100として、新規上場・上場廃止・増減資・企業分割などにより修正され、指数化したものである。

日経平均株価に比べ、特定業種・企業の株価の動きによる影響を受けにくい利点を持つ反面、株の持ち合いにより時価総額のダブルカウントが起きやすい欠点も有している。このため、東京証券取引所は、2004年7月に時価総額加重平均型株価指数から浮動株基準株価指数への変更を示唆。

2005年10月31日、2006年2月28日、2006年6月30日の3段階に分けて、東証REIT指数を除くすべての株価指数を浮動株基準株価指数へ移行している。

つまり時価総額のダブルカウントという欠点を補うため浮動株基準株価指数へ移行を完了してからあと半年で丸3年を経ることとなる。


そこでメディアではいつまでも日経平均をベンチマークとして語らず、経済全体の流れを掴むためTOPIXの地位向上を考えてほしい。


ハズレ社会人-大納会


オツカレでした。


P.S.
今年7月より「ハズレ社会人」をスタートしましたが早くも5ヶ月が経過しました。少し充電のため年末年始は短期のお休みをいただきます。次回更新は1月4日夜を予定しております。


本年は当ブログにお越しいただきありがとうございました。来年も皆さんのお役に立てるよう日々精進したいと存じますので今後とも宜しくお願いします。


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