「Mの悲劇」 日記 -2ページ目

チュグレ!?⑥

「サイテイ!!」


と言われないように決心した。


大学生のときにいわれた言葉が胸に突き刺さっている。


まあ、28歳になった今でも、おいら基本的にはサイテイだけど?


でも、このときばかりは違ったさ。


なんせおいら、母親にもちゃんと報告したし。


テレビを見ながら食事をしているいつもの食卓・いつもの風景。


「なんかさ~、いま韓国人の女の子と付き合ってんだけどさ~


              子供できたから結婚するかもよ?」


「は?だれが?」


「おいらだよ~」


あくまでも自然に話してみたが、状況が理解できずにキョトンとしている。


その夜は大変だった。 ホントーに大変だった。


徐々においらの話を理解しはじめてきた母親の顔色が変わっていく。


すべてを説明し終えてから、ようやく連れて来なさいとのお言葉。


しかし、まずは相手の両親に挨拶してからが筋である。


「だから、おいらちょっと韓国まで行ってくるから~」


おいらの両親は驚くほど冷静だった。


愛し合っている二人がいて、子供ができた。 


子供に罪はないし、ある意実自然なことだろう。


ちょっと違うのは相手が韓国人ということだけだ。


冷静になった両親はいろいろと聞いてきた。


日本語は話せるのか? 性格は? いつもキムチを食べるのか?


それは関係ないだろう!という質問も多々あったが


基本的には楽しんでいるように見えた。


自分たちがおじいちゃん・おばあちゃんになるなんてまったく


実感がわいておらず、ほとんど他人事のようだった。。。。




とりあえず、おいらの両親はクリアした。


報告をしに彼女のうちへ。


「なにしてたか~!おっそいー!!」


「いや、なにっておいらの両親に報告してくるって言ったじゃん。」


「おっそいよ~。あたしが心配じゃないか?ん?


                       子供心配じゃないか?」


いつもは一人でもぜんぜん平気な彼女だが、妊娠してから


いつも不安な様子で常においらにくっついていた。


すっかり母親になってしまった彼女は、少しでているおなかを


おいらに見せてこう言った。


「あんたが子供とあたしを捨てて逃げた夢を見たよ!」


「そんなことするはずないじゃん!だいたいまだお腹なんて


でてくるはずないだろ。 食いすぎなんだよ!」


強烈なビンタを食らいました。


子供と彼女を捨てて逃げ出したいと思いました。。。