日本人が英語でしゃべれない理由の一つは
基礎的な英単語をしっかりと理解できていないからだと思う。
大学受験やTOEICで難しい単語をたくさん覚えているのに、
会話場面での基本単語の使い方がわかっていない。
最近の英語系書籍では、
英会話は中学英語でできるとか、海外ドラマは1000語以下の単語でできているとか
目を引くキャッチコピーが多いけれど、
それは中学英語が読めれば英会話ができる、という意味ではない。
中学レベルの簡単な単語を使って、
一つ一つのニュアンスや使用法をしっかりと理解した上で、
それらを応用して自分の考えを自由に表現できるようになれば、
英語でコミュニケーションを取れるようになると言っているんだ。
TOEICで高得点の人に限って、意外にも基礎部分の理解が
不十分な場合が多いように思う。
なぜならTOEIC L&R は、基本的に受け身の試験であるため、
基礎単語を意図的に使い分けて表現する機会がないから。
そんなわけで、最近のお気に入りの勉強法が、
超基礎単語の総復習。
全くの初級単語から初めている。
ただ読むだけではつまらないから、
ニュアンスの理解が不安な単語を見つけては
片っ端から「google image」で検索にかける。
(shore, beach, harbor, port, bay, gulfの違いがすぐにわかるだろうか)
また、日本語では同じ言葉で表す単語のグループについては
画像検索+PC上の辞書で詳細を検索する
「つくる」のニュアンスの違い
このような情報をもとに、
ネット上のフラッシュカードを作成する
(「Anki」使用)
ex. harborとportの違い
基礎単語の復習は、自分の穴を見つける作業として
とても面白い。
今まで随分と英語を勉強してきたはずなのに、
信じられないくらいあやふやな知識が多いことに
気が付くはずだ。
英語圏で暮らしていて、小さな頃から学校で英語に囲まれていれば、
こういった穴は自然とふさがるものだろう。
しかし、日本にいて独学で英語をやっている身としては、
意識的に穴を埋めていかないと
いつまでも穴だらけのままだ。
地道に少しずつ穴を埋めていくうちに、
平らな道を滑らかに走れるようになるのかな。