やばい、思ったより大事なこと言ったから残しておこう。

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「ピントは永遠に合わない」


という、大塚紗英ファースト写真集「Saestain」のために書いた曲。

"写真はニガテよ…"という台詞から歌が始まること、男性目線の曲にすることははじめから決まっていました。

大塚自身の本音と、写真の持つ意義や美しさ、写真というメディアを用いて作品を残すにあたって、辿り着いた答えを正直に書きたかったこと。

そして、この曲を聴いてくれるみんなが、

共感しやすいストーリーにしたかったからです。

この写真集「Saestain」をみながら聴いた時に、曲に、もう1つの意味が生まれるように考えて作りました。

嫁、でも、彼女、でも、娘、でも、

なんでもいいけど。笑

曲と共に、多面的にみんなの想い出の中に残る作品になりますようにと考えて。

カシャカシャというシャッター音は、実際に撮影の空き時間に作っていて思い付いたアイデアです。

タイトルは最初「写真(仮)」とかにしていましたが

記憶が曖昧になっていく切なさと、涙腺で視界がボヤける、二つの意味を込めて

「ピントは永遠に合わない」と名付けました。

いい恋をした時の、甘くて苦しい春風の余韻と(発売が春だからさりげなく季語は春にした)

写真として残ることの尊さを詰め込めたので、満足しています。