夢のテキスト 【コメント追加】

　明け方、ひさびさにメチャクチャ怖い夢を見た。友だちとかファミ通編集者が続々と登場しながらも、恐るべき殺人鬼に順番に襲われる……というような内容だったと思う。あまりにも怖くて、ちょっとだけ白んできた寝室で、

「うわあぁぁぁああ！！」

　と叫んで飛び起きてしまったよ。

　とはいえ起きたばかりで、脳ミソはまだ夢の溶液に半分以上浸かっているような状態。おかげでちょっとでもうつらうつらとしてくると、なんとさっきの夢の続きが始まるという心霊現象のようなひとときに……。思わず俺は、

「ひぃぃぃ！！　やめてくれやめてくれ！」

　と悲鳴をあげながらも、枕元のスマホに手を伸ばした。そしてEvernoteのメモ帳を開き、ピコピコと文字を打ち始める。何をしているのかと言うと、この怖い夢をもとにあとで小説でも書いてくれようと思い、要点を記しておこうと思ったのだ。モノ書きは、文字通りタダでは起きないのだ。

　そして俺は寝惚け頭で、一生懸命文字を打った。翌朝、読み返すのを楽しみにしながら……。

　そんな俺が書き残したメモが、以下のものである。

「船はあらしの転覆で、めぐろが逝った、ごっども逝ったこんにちは。そしてさよなら襲われる」

　………？？？

　いったいこいつは、何が言いたいんだ……？？　これでどんな小説を書けと……。

　案の定、朝起きたら夢の内容はすっかり消えてなくなっていた。

　世紀の傑作ホラーが生まれたかもしれないのに……。

＞ゆりさん
コメント読んで爆笑してしまいましたｗ　言われると確かに、こんな夢だった気が…………まったくしませんけどｗ







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