あなたは誰??
脳ミソが耳から出てきそうなほど煮詰まったので、会社を飛び出していま、帰宅の途についた。また外は雨。風邪を引きそうなほど寒い。
ぜんぜん関係ないけど、先日こんなことがあった。
ひさびさに馴染みのバーに顔を出してビールを飲みながらマスターと話をしていると、カランコロンとドアを鳴らしてひとりのお客さんが入ってきた。見ると、その人は“アデュー”さん。3年以上も前にこのバーで出会い、いつしかいっしょに飲むようになった俺の飲み友だちである。アデューというのは本名ではなく、モンハンのハンターネームだ。俺は3年前にこの人とギルドカードを交換して以来、ずっとハンターネームで呼び続けているのである。
そんなアデューさんに“いかに『最後の約束の物語』がおもしろいか”ということを暑苦しく説明し、大いに満足した(この人は俺とゲームの嗜好が似ているので説明しがいがあるのだ)ところでジントニックをあおる。するとアデューさんが「そうそう」と言ってカバンをまさぐり、1枚の紙切れを取り出した。そして「まだ渡してなかったですよね?」という言葉とともにその紙片を俺に手渡す。そう、コレは名刺で、表面には聞き慣れない名前が書かれている。俺は言った。
「?? コレ、誰の??」
アデューさん、憤慨したような声で言う。
「僕のに決まってるじゃないですか!!w やっぱり渡してなかったかあ」
そう、俺たちは知り合ってから3年以上にもなるのに、相手の本名が何さんで、どんな仕事をしているのかもまるで知らなかったのだ。ビックリして、俺は声を荒げた。
「そういやアデューさんのことまったく知らんかった!!! あんたはいったいナニモンだ!!!」
名刺に書いてあるけどさw
でもこんなふうに、お互いのことをまったく知らないのに、お酒とマスターを媒介にしれっと仲良くなれるのはバーという空間の成せる技だと思うのだ。やっぱりここは、楽しいな。
Android携帯からの投稿
ぜんぜん関係ないけど、先日こんなことがあった。
ひさびさに馴染みのバーに顔を出してビールを飲みながらマスターと話をしていると、カランコロンとドアを鳴らしてひとりのお客さんが入ってきた。見ると、その人は“アデュー”さん。3年以上も前にこのバーで出会い、いつしかいっしょに飲むようになった俺の飲み友だちである。アデューというのは本名ではなく、モンハンのハンターネームだ。俺は3年前にこの人とギルドカードを交換して以来、ずっとハンターネームで呼び続けているのである。
そんなアデューさんに“いかに『最後の約束の物語』がおもしろいか”ということを暑苦しく説明し、大いに満足した(この人は俺とゲームの嗜好が似ているので説明しがいがあるのだ)ところでジントニックをあおる。するとアデューさんが「そうそう」と言ってカバンをまさぐり、1枚の紙切れを取り出した。そして「まだ渡してなかったですよね?」という言葉とともにその紙片を俺に手渡す。そう、コレは名刺で、表面には聞き慣れない名前が書かれている。俺は言った。
「?? コレ、誰の??」
アデューさん、憤慨したような声で言う。
「僕のに決まってるじゃないですか!!w やっぱり渡してなかったかあ」
そう、俺たちは知り合ってから3年以上にもなるのに、相手の本名が何さんで、どんな仕事をしているのかもまるで知らなかったのだ。ビックリして、俺は声を荒げた。
「そういやアデューさんのことまったく知らんかった!!! あんたはいったいナニモンだ!!!」
名刺に書いてあるけどさw
でもこんなふうに、お互いのことをまったく知らないのに、お酒とマスターを媒介にしれっと仲良くなれるのはバーという空間の成せる技だと思うのだ。やっぱりここは、楽しいな。
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