令和6年3月31日に実施される郡上市市議会議員選挙に「福祉(しあわせ)の充実でより良い郡上へ」と公約を掲げ立候補しました。

 

やりがいも、安定もある郡上市民病院脳外部長の職を辞してまで、立候補を表明された山川市長候補

出ればトップ当選の市議会議員間違いなしなのにリスクを承知で、立候補を表明された田中市長候補

 

そんな二人の熱い志、郡上をより良くしたいという気持ちに触発されたのは紛れもない事実です。

自分も郡上のために今までの仕事の経験を役立てて活動していきたい、そんな感情をゆすぶってくれ背中を押してくれたきっかけの一つはこの二人の熱い志です。

 

 

最初はきっと、ちっぽけな正義感や24時間テレビみて志した福祉の仕事について31年。一人一人の「困った」にケースワークや、チームで対応にあたってきました。

それはとても貴重な仕事で、それ自体にやりがいも、そしてまだまだやらなきゃいけないこともあるのも事実です。

でも「私たちソーシャルワーカーは、地域の課題に対してもアプローチをしていかなければいけない」と授業の中で学生に常に説いてきました。

 

人口が減っていく、働く人が減っていくということは、社会サービスの維持が困難になるということです。

郡上は過疎の町。人口の減少はすごいスピードで進み、働き手も減っていきます。

どの業界も人手不足ですが、労働集約型産業である医療福祉の現場の人手不足は、サービス提供不足と直結しています。

 

「どんな重たい要介護状態になっても住み慣れた町で自分らしく暮らしていきたい」

地域包括ケアシステムの理念は、普通のそしてささやかな願いです。

 

そんなささやかな願いもこのままではかなえることが出来なくなる。そんな危機感を現場で働く人たちは皆持っています。

現場の声を市政や議会に届ける。これもまた大事なソーシャルワーカーの役割です。

 

 

市議会議員になって政治のしがらみの中に入っていく必要があるのか。

今の職で働き続けたほうが郡上のためになるのでは。

子供が結婚したり、大学に進学する。お金も必要な時期になんで安定した職を辞してまで、収入も減らして迄やる意味があるのか。

郡上市のことを言う前に職場や家族にたいする責任を全うすることのほうが責任ある人間なのでは。

ずっと自問自答して、眠れなくなってご飯も食べれなくなって、悩み続けてきました。

 

自分で勝手に立候補したんだろ。と言われればその通りですが、誰かがやらなきゃいけない仕事です。

郡上で生まれ育ち、友達と笑って酒を酌み交わし、神楽を楽しみに1年過ごし、踊りのお囃子や水の流れる音に包まれて暮らしていけるのは、郡上を守ってきた先人のおかげです。今は自分たちの世代がこの郡上を次の代に責任をもってつないでいかなければいけない立場です。

 

二元代表制の一翼である議会は、市長同様市民の代表です。

死に物狂いで郡上をより良くしたいと、自分こそが郡上の市長にふさわしいと選挙戦を戦って勝ち上がった市長にモノを申していくには、二人に負けない知識や技術、そして熱い志が必要です。

 

そんなことを真剣に考えて考えて、苦しくなっても考えて悩み続けた上の覚悟です。

選挙活動を通じて断固たる決意も出来上がっていきました。

 

郡上市の皆さん、自分たちの町の事です。そして自分たちの親が老い、子供たちが育つ町の事です。

誰かのせいにしたり、出来ない理由を考えるのではなく、どうやってやっていくのかを自分ごとにして考えていきましょう。

そしてその意見を代弁してくれる人に自分の責任で投票し、投票した人のことは4年間ちゃんとチェックしていってください。

全員が参加できないから代表を選び、自分たちの意見を反映させるのが選挙です。