いよいよ入院の日。

午前中にきてくれとのことで、兄夫婦がつきそってくれました。

私は仕事が休めず、終業後すぐに病院へ。

 

麻酔科の先生が来て説明があり、また同意書にサインしたとのこと。

問診票やらなんやらとにかく書き物が多いんですよね。

特に病歴は日ごろからきちんとまとめておいたほうが絶対便利です。

 

術式としては、まず最初にのどに管を通すそうなのですが、それがスムーズに入るかどうかで、手術の手順を変えなければならないとのことで、がんの大きさにより、こればかりはやってみないとわからないとの由。

 

本人はもう麻酔にかかっていて知らないうちに進むことなので、どういう手順であっても、無事に済むことを願うばかり。ここまで来てどうこう言うこともないので、はいはいサインをしたそうです。

 

特に食事制限もないため、夕食も普通にいただき、夜になってからは、ペットボトルの経口補水液を差し入れられ、朝までそれを飲むよう言われました。

 

本人もなかなか体が休まらない様子でしたので、最後の肉声を動画に撮影。とにかくあまりしゃべらないので、甥っこからの連絡の話や兄夫婦の話などしているうちに就寝時間となり、帰ることとしました。

 

ちょっと待ちなさい!声が出る最後の夜なんでしょ!?と思われるかもしれませんが、確かにシチュエーション的には劇的なはずなんですが、これがまた割と緊張感なくぬるんと過ごす親子なのですよ。

いつもと変りなく、ただ私は内心結構ざわざわした気持ちをかかえたまま帰っていきました。