何かおいしいものを食べに行こうと誘い、この辺では高級な部類の料亭へ。

贅を尽くして食べておかないと後悔するからと、それはそれは珍しい海産物をたくさん食べました。

 

実家へ帰って数日間、とにかくせっせといろんなものを食べさせたかいがあり、3キロ落ちていた体重も戻ったとのこと。

闘病に入ると間違いなく痩せていくと言われていましたので、とりあえずは一安心です。

 

同じようなお店の中でも割と珍しい魚を置いているお店だったので、無事退院したらまた来ようと話したわけですが。

ちょうどそのとき、レジ近くの席だったので、ちょうどお会計しながら大将と会話している女性の声が聞こえてきました。その方もご主人が近くがんの手術をすることになり、入院前の旅行に来ているとのことで。

 

「無事退院できたら、必ずまた来ます。おいしかったです」

 

とお礼を言われてました。

こんなこと言われたら、板前さん冥利につきますよね!!

 

・・・ということは分かっていながらも、なんだか真似したみたいだしと、恥ずかしくてごちそうさまでしただけ言って出た親子です。

 

入院のための荷物も準備が済み、術後すぐ困るだろうからと、「痛い」とか「トイレ」とか「ありがとう」とか書いた札も準備しました。筆談用のホワイトボードもしっかり荷物に入れて、明日はいよいよ入院です。