泣いても笑っても一つの結果が出る日ということで、ドキドキしながらの胃カメラの日です。
前日PET-CTを撮りに行ったのですが、この検査で唯一わかりにくいのが、食道から胃にかけてのがんなのだそうで、本日内科受診で鼻からのカメラ。
その後検査の結果をふまえてあらための診察が耳鼻咽喉科大体正午くらいのスケジュールということでした。
この日は兄がつきそい当番で、診察のときには転移の結果と手術の可否が決定するため、私も時間休暇いただいてかけつけることにしていました。
都度都度兄からメールは飛んでくるのですが、なんだか混みまくってるらしいことはわかりました。11時30分くらいから12時までの間に診察見込みということで、結構焦って出たのですが、着いてみると、まだ検査中。その後は内科の診察待ちでこれが90分遅れとのことで、唖然。
朝からごはん食べていなかった二人に食事に行くように話し、お留守番すること30分ほどたったでしょうか。
内科の受付から呼ばれました。
「耳鼻咽喉科の方外来診療が済んだようなので先生が休憩に入る前に、先にそちらに行ってください」
はいい~~??
あわてて、兄に連絡して耳鼻咽喉科の診察室へ入りました。
入った瞬間、先生の顔を見て
「あ。こりゃ大丈夫だったな」
と思いました。
先生が嬉しそうなんだけど(笑)
「時間がないので、診察前に結果聞いてきちゃいました。喉頭とその隣のリンパ以外には転移ありませんでした!あらためて聞きます。治療されますか?」
ここに至るまでの話し合いで、転移がなければ手術しようと一応の方針は決めてきていたのですが、最後の選択にきて口ごもる親父さん。
「先生にお任せしようということで、来てはいたんですが。。。」
そんな父に、先生はせかせることもなく(おひるごはんまだでおなか空いてたでしょうに)、あらためて手術の方法やリスク、メリットデメリットを説明してくれました。
ここに来るまでに、先生とはいろいろと話もして、父自身お任せするなら、この先生にもう任せようという気になっていってたんだと思います。
「先生にお任せ・・・します!」
最後はすっきりと自分で決めてくれました。
それでも先生の方は
「もしやっぱりだめだと思うなら、いつでも言ってください」
と、逃げ道を残してくださいました。
その後は、一応内科の診察も受けなきゃダメということで、二人を残して私は仕事復帰のため病院を出発。
まぁとにかく、一応ダメだったときの覚悟もしてはいましたし、治療するなら治療するで、この後大変は大変なんですけど、癌が飛んでなくて安心しました。