記憶がない。

暗い部屋で一人。

どんな生活をしていたのだろうか?

睡眠薬。
煙草。
酒。


血。


目が覚めたら、
血だらけになっていて・・・


自分でした行為で驚き、
それを隠そうとする。


何度も、何度も、
手を洗う。


親の前では、
普通を装い・・・。

夜になると、
意味不明な事をする。

食事をしても、
すぐに吐き出しに行き、
拒食症になった。

日を追うごとに、
頬は痩け、
髪がバサバサになり、
肌もカサカサで、
フラフラしていました。


暗くて、
静かで、
光の届かない
深海。

沈んだまま、
上がってこれません。


男の人が怖い。

人が怖い。

付き合っているHさんまで、
怖くて堪らなかった。

数日後。

Yちゃんから電話がきた。

「最近、Tと会った?」

私は、相談に乗ってもらっていた事を話し、Yちゃんも一緒に来てほしかった事を話した。

しかし、彼女であるYちゃんに、
私に起こった出来事を
話すことができないまま・・・。

私、Hさん、Tさん、Yちゃんで、
直接、話し合うことになった。

(怖い。会いたくない。嫌だ。)
そんな気持ちで、

Hさんの家へ向かった。


Tさんの車から、
ホテルのサービス券らしきものが、出てきた。

私に疑いが掛けられた。

怖くて、話ができない。

数時間が過ぎ、

Tさんが、
全てを話しだした。

私は泣くことしかできなかった。

Yちゃんは、
謝りながら、
一緒に泣いていた。

「Tのせいで、怖い思いをさせてごめんね。」

話が終わり。

私とHさんと二人。

しばらくの沈黙の後、
Hさんが、私の腕を強く引っ張り、
外へ連れ出した。



ある場所にきた。

鍵を掛けられた。

深夜3時。

・・4時。

・・5時。

(私、どうなるのだろう)
(もう、人を好きになることはない)

Hさんは、
心と体に・・・。
暴力を与えてきた。


私が解放されたときは、
昼の頃で・・・。

会社と母から
何度も連絡が入っていた。

家に帰ると、
母が怒っていた。

私の顔を見て驚き、
何があったのか、
聞いてきたが・・・。

云える訳がなく・・・。

「・・・ごめん。ちゃんと話すから・・・今は・・・」

私はそれだけ云い、
部屋に閉じこもります。


良い行いを心掛けると、
天使が微笑む。

気持ちがプラス思考だと、ちょっとした困難も、
どうにかして、
乗り越えようとする。
成功すると
気持ちが、
更に前向きになる。

今はわかる。

逃げれば逃げる程、
遠回りになること。

・・・。
23歳の冬のある日。

LIVE仲間のL〇〇〇の
Guitar Tさんと
Vocalで彼女のYちゃんに
思い切って相談した。

Yちゃんは用事があるということで、
Tさんが、
会って話を聞いてくれた。
度々、連絡しては相談に乗ってもらっていたが・・・。

いつも、Yちゃんは用事で来ない。

気が付くのが遅かった。

お酒をたくさん呑んだ私が車の中で朦朧としていた。

私はTさんがホテルの部屋をとっている最中、
逃げだした。

頭の中は、
ぐちゃぐちゃで、
自分を責めるしかなかった。
もう、
誰も信じられない。


すぐに追い掛けてきたTさんを振り切り、
歩いて家へ。


何処に悪魔が潜んでいるかわからない。

正しい道がわからない。