昨日の宣告は
やはり父にとって一番ツラいものでした。
今朝の父との電話。
弱々しく
今にも消えてなくなってしまいそうな声。
父がどれほどの絶望の中にいるのかが
痛いほど伝わってきました。
積極的治療をやめること。
緩和ケアを受け入れること。
今日は何ができるわけではないけれど
とにかく父に会いに行きました。
以前、私が読んでいたら
読んでみたいから貸してと言われた本。
この本をもう一度読み返したいから
持ってきてほしいとLINEがきました。
苦しい状況の今を
必死で受け止めようとしている父を
私はこれから先忘れることはないでしょう。
どんなに想っても
どんなに寄り添いたくても
本当の本当の本当の父の辛さは
今の私にはわかってあげられません。
いつか私が父と同じ立場になったときに
きっと私は本当の気持ちをわかってあげられるのだと思います。
あの時はわかってあげられなくてごめんね。
本当はこんな言葉をかけてもらいたかったんだね。
きっとその時私は
そう思うのかもしれません。
どんなに考えても
今の父にどんな言葉をかけてあげればいいのかわからないことが苦しいです。