悪性リンパ腫寛解から2度目の父の日です
2年前の2022年6月19日、car-tを受けた大学病院から退院した日が父の日でした
帰ってきたその日に焼肉がしたいと父が言うので、家族でBBQをしました
その2日後には再び県内の病院に入院し、毎日輸血の日々でしたが、たまたま退院の日が父の日で日曜日と重なった為、転院の手続きが平日しかできないということで自宅に帰れた束の間の父の日でした
クラブハリエの『めで鯛』を持って
あれからもう2年
肺炎になって入院したり、好酸球と腫瘍マーカーが爆上がりして大学病院でも原因がわからないと言われ不安に脅かされたり、本当に日々色んな事がありながらもなんとか寛解から2年目の父の日を迎えられた事に感謝です
きっと同じように闘病中の方、寛解維持されている方は日々色々な不安がありながらも懸命に前を向いて生きていらっしゃるのだと思います。
先日訪れた鈴虫寺の和尚さんがお説法の中でお話してくださった『日日是好日』という言葉を思い出しました。
命あるもの明日という日が必ず来るとは限りません。
この一瞬一瞬を大切にせよ。
ということを教え諭したのが「日々是好日(にちにちこれこうじつ)」だそうです。
毎日災いごとも何事もなく、穏やかな日々を送るだけが「日々是好日」ではありません。
今日も一日よい日で無事で過ごせることを願うのみなのですが、現実は良いことや悪いことの繰り返しです。
色とりどりの花が咲く春もあれば、毎日猛暑日のような厳しい夏もあります。
連日のように様々な問題が起き、頭を抱えるようなことが起きるかも知れません。
しかし、どんな風雨が吹き荒ぼうと、日々に起きる好悪の出来事があっても、今日のこの一日は二度とないかけがえのない日だと思います。
この一日を全身全霊で生きることこそ、「日々是好日」となり得ると思うのです。
和尚さんは脳梗塞の後遺症が今もあり、時々お話の最中で頭が真っ白になって言葉が出てこなくなる事があるそうです。
それでも、病気になった事を受け入れ、病気になって良かったとすら思える。
そして今を懸命に生きる今活(こんかつ)をしていますと言われていました。
私は高校生の頃に膠原病と言われ、みんなと同じ生活ができない、制限のある高校生活を送り、普通は1番楽しかったであろう高校時代の思い出がありません。
でも、その経験があったから、やらずに後悔したくない、やりたい事は何でも挑戦しようと美容業界から今の不動産業界に飛び込みました
そして今が1番幸せです
2〜3年前は父も母も癌になって、これから本当にどうなってしまうんだろうと頭を抱えていたのに、今思うとその時の出来事も何か意味があったのかもしれないとさえ思うようになりました。
当時は先が見えない、先の事なんて考えられるようなメンタルではなかったですが、辛い事、苦しい事は一生は続かないのですね。
それがわかった事が私の人生において大きな経験になりました
父にも母にもまだまだ元気で長生きして欲しい。
もっともっと親孝行していきたい。
たくさん笑って幸せでいてほしい。
母の日リベンジのサンダル、父の日プレゼントのサンダルはお気にめしたようです
来年もまたみんな揃って母の日、父の日を過ごせますように