おじいちゃんは武道の達人 イノシシ編

いつもの朝が来ました。
おじいちゃんとラビは朝ご飯を食べています。
「ラビ、今日はお芋を掘るかのう。」
「うん。」
「一緒に掘るよ。」
とラビが答えます。

二人が畑でお芋を掘っているときでした。
やぶの中に何かいるような気配を感じたおじいちゃんは、
すぐにラビをお家へかえしました。
そしてこん棒を取りに行きました。
やぶの中からイノシシが出てきたのです。

イノシシはおじいちゃんめがけて突進してきました。
おじいちゃんは得意のジャンプ力でかわします。
イノシシはUターンしておじいちゃんに向かってきます。
おじいちゃんはジャンプでかわすと同時にこん棒で
一撃をを与えましたがイノシシはびくともしません。

「ラビ大きいこん棒を取ってくれ。」
さすがに小さいこん棒では戦うのは無理なようです。
ラビはすぐに大きいこん棒をおじいちゃんに渡しました。

おじいちゃんは居合の構えに入りました。
イノシシがおじいちゃんへ向かって突進してきます。
一瞬の出来事でした。
おじいちゃんのこん棒がイノシシの下あごを完全にとらえました。
イノシシはたまらず逃げていきました。

ラビはすぐにおじいちゃんにかけよりました。
おじいちゃんは大丈夫だったようです。