おじいちゃんは武道の達人 鹿編

ラビのおじいちゃんは武道の達人です。
ラビのお家の近くにはいろいろな動物か住んでいます。
いのしし、しか、サルなどです。
畑の野菜を食べに来ることもあります。

畑に鹿がやってきました。
大きな角が生えた雄の鹿です。
「おじいちゃん、大変鹿がやってきたよ。」
おじいちゃんは作っていたこん棒を持って来て
鹿と戦いました。

鹿がおじいちゃんめがけて走ってきます。
おじいちゃんがかわします。
鹿もUターンして角でおじいちゃんめがけて突進してきます。
おじいちゃんはこん棒でそれを受け止めました。
鹿が押してきます。
おじいちゃんがするりとかわして鹿の下に入ると
同時に鹿の足にこん棒で一撃を与えました。
鹿はびっくりして逃げていきました。

ラビはすぐにおじいちゃんのほうへ駆け寄りました。
「おじいちゃん大丈夫?」
「大丈夫だよ。」
「ラビは大丈夫かい。」
「私は大丈夫。」

ラビはやっとおじいちゃんが作っていたものが何なのかが
分かりました。

それからしばらくの間平和な日が続きました。