私の母は、どちらかというと犬が得意な方ではありません。
ただ、まったく関わりがなかったわけではなく、私が中学を卒業する少し前まで、実家では12年飼ったビーグル犬がいました。
今のように「家族として室内で一緒に過ごす」というスタイルが一般的ではなかった時代。
外で鎖につないで飼うのが当たり前で、一緒に出かけたり遊んだりといった生活ではありませんでした。
そのビーグルは噛むことこそありませんでしたが、とにかく元気で吠えるし暴れる💦
扱いは決して簡単ではなかったと思います。
そして、その犬の世話を中心にしていたのが母でした。
もともと犬が特別好きというわけではない母が、
「私と妹が喜ぶなら」と飼う決断をしてくれたそうです。
そんな背景があるからか、ビーグルが亡くなってから母は犬と触れ合う機会がほとんどなく、自然と距離を置いていたのだと思います。
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■ 小さな類にも「近づかないでー」と言っていた母😅
そして月日が流れ、我が家に類がやってきました。
母にとっては久しぶりすぎる“犬”。
しかも今は完全な室内犬で、家族の真ん中で育てている存在です。
類は小さくて人懐っこいのですが、母は最初のうちはどうしても構えてしまい、
「ちょっと離れてー」
「近づかないでね〜」
と声をかけていたのを覚えています。
そして不思議なことに、類の方もその空気を感じ取っているのか、
あまり積極的には近づいていかないんです。
ほんとに犬は空気を読む名人🐶✨
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■ そして3回目の実家訪問で起きた、小さな変化🌱
そんなふたりの間に、すこしだけ変化が訪れたのは先日のこと。
類を連れて実家に行くのは今回で3回目。
いつもと同じように控えめに距離を保ちながらいた類ですが──
帰り際、母がそっと手を伸ばし、
類の頭をやさしく撫でてくれました。
そして、
「またおいでね!」
とふわっとした声で言ってくれたんです。
その瞬間、類がぽわっと嬉しそうな表情をして、
尻尾を控えめにフリフリ🐕🦺💞
“嬉しいけど、相手の距離も大事にする”あの独特の振り方でした。
私はその光景を見て、なんだか胸がじんわりしました。
「ようやく、ふたりの間に小さな橋がかかったんだな」と。
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■ 少しずつでいい、仲良くなってくれたら😊
母は犬が得意ではないし、無理に距離を縮める必要もありません。
でも、こうして少しだけ歩み寄ってくれた瞬間を見ると、
やっぱり嬉しいものです。
類もきっと、母が触れたことで安心したはず。
これから何度も実家に行くうちに、
ゆっくりゆっくり距離が近づいていってくれたらいいなと思います。
急がなくてもいい。
ただ、お互いの中で“安心”が増えていく時間を見守れることが、
今の私にとってはとても幸せです🌸
