御苑の花菖蒲田でちょっと見頃を過ぎたハナショウブを観賞して出口に向かう途中・・・
何やら、白いものが見に入ってきました
清正井からの清水が流れ込む『南池(なんち)』一面にスイレン(睡蓮)が見頃でした
『南池』は、江戸時代の井伊家の下屋敷だった時には「お泉水」と呼ばれた自然な古池です
清らかな水面には周囲の樹木が映り、毎年夏にはスイレンが美しく水面を覆います
赤いスイレンも咲いていました
池には、明治天皇が昭憲皇大后へ向けられた心遣いで放たれた鯉や鮒が世代を継いで泳いでいます
また、カワセミやサギ、カモやオシドリが羽を休めに訪れます
ハナショウブは見頃を過ぎて残念でしたが、『南池』で優雅に咲くスイレンが見られて一気に満足感が増しました
『南池』を見下ろすように建つ数寄屋造りの『隔雲亭』が、緑に囲まれて映えてました
一見、どうという事ない風景ですが、こうゆう風景が好きです
『隔雲亭』は、昭憲皇太后の休息所として建てられました
※現在の建物は1958年(昭和33年)に再建されたものです
2024.6.21.