先週末のこと・・・
明治神宮御苑の花菖蒲田のハンショウブを見に行ってきました
例年だと、これから見頃を迎える頃ですが、今年はすでに見頃は過ぎて最終盤でした(分かった上で行ってきたのですが・・・)
今年は春前から、花の見頃を見極めるのが難しいですね
花の枯れた部分が目立つ状態でしたが、なんとか絵にはなりそうな、ならなさそうな・・・そんな感じでした
江戸時代初期、熊本藩主・加藤家の下屋敷の庭園だった御苑は、1868年(明治維新)後、皇室の御料地となりました
御苑内の花菖蒲田は、江戸時代には家臣子女が米作る場として稲田が作られていましたが、1893年(明治26年)、昭憲皇太后のために明治天皇が指図して花菖蒲田に改められました
現在、立ち姿が美しいといわれる江戸系の150種、1,500株のハナショウブが植えられています
この辺りは、だいぶ枯れが目立ちますね
国宝『燕子花図』を窺わせるような風景もありました(ハナショウブですけど・・・)
株数的には、それほど規模は大きくありませんが、御苑最奥の『清正井』へと続く優しい曲線を描く風景が美しい花菖蒲田です
もちろん、『清正井(きよまさのいど)』へも寄って来ました
江戸時代、加藤家の庭園だったことから、加藤清正が自ら掘ったといわれています
10年以上前、携帯の待ち受けにすると”幸運になる”とのウワサが広がり、井戸の前に大行列が出来ました(今はどうなんでしょう?)
当時は僕も待ち受けにしていました
・・・効果があったかどうかは、想像にお任せします
現在もこんこんんと湧き出る清水は、渋谷川の源流となっています
2024.6.20.