足立区千住には4つの氷川神社が存在します

 

 

 

江戸時代、千住は主要な五街道の日光街道奥州街道が通り、水戸へとつながる水戸街道、下妻へとつづく下妻街道が通っています

 

 

いくつもの街道の拠点にあった「千住宿」は、重要な宿場町として栄えました

 

 

「千住宿」のあった千住の街は、隅田川と荒川に囲まれています

 

(地図を見ると、川に囲まれているのが一目瞭然です)

 

そして、2つの川に囲まれた狭い範囲に、4つもの氷川神社が点在しています

 

 

遠い昔には川の氾濫によって、幾度も町が浸水したかもしれません

 

川の氾濫を鎮めるため、いくつもの氷川神社が勧請されたのではないでしょうか・・・?

 

氷川神社の御祭神は、素盞鳴尊(スサノオノミコト)

 

 

古事記によると、素盞鳴尊といえば・・・

 

8つの首を持つ凶暴な大蛇の八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治して、櫛名田比売(クシナダヒメ)を妻にしました

 

このヤマタノオロチは川の氾濫を意味しているとも考えられています

 

大蛇を抑え込んだ素盞鳴尊を祀ることで、川の氾濫を抑えようとしたのかもしれません

 

 

 

そんな素盞鳴尊を祀る千住の4つの氷川神社へ参拝しました

 

まずは、千住5丁目に鎮座する千住本氷川神社です

 

 

1307年(徳治2年)に千葉氏によって、牛田(千住曙町)に千葉山西行院と共に(牛田)氷川神社が創建されました

 

江戸時代初期の1691年(元禄4年)、現在地に牛田氷川神社の分社(現・千住本氷川神社)として建立されました

 

その後の1910年(明治43年)、荒川放水路建設のため牛田氷川神社を合祀しました

 

 

 

千住本氷川神社

 

御祭神・・・素盞鳴尊

 

御利益・・・家内安全・ 厄除け・ 商売繁盛・ 合格祈願 ・・・など

 

 

境内末社の久須志神社には、千寿七福神大黒様が祀られています

 

 

 

千住本氷川神社の御朱印です

 

 

 

 

東京・武蔵野ほっこり町あるき

大野義昭