先日、投稿した雨の深大寺

 

その時に登場した2017年(平成29年)に国宝指定された白鳳仏(金剛釈迦如来倚像)について、もう少しだけ・・・

 

※白鳳仏は、現在東京国立博物館で開催の特別展『最澄と天台宗のすべて』(2021年10月12日~11月21日)に展示のため出張中です

 

 

今、釈迦堂に安置されているのはレプリカですが撮影禁止!

 

もちろん、本物が安置されている時も撮影禁止です!

 

(現在の配置・・・フリー画像をお借りしました)

 

現在の白鳳仏の展示は上の写真のように白鳳仏を中央に、向かって左に「法隆寺・夢違観音像」、右に「新薬師寺・香薬師像」のお身代わり像が安置されています

 

両脇の像は、国宝指定されたのちに安置されたようです

 

では、国宝指定以前はどのような形で展示されていたのでしょう?

 

 

確か以前に撮影したような記憶がある?と思い、パソコンに保存している過去の写真をチェックしましたカメラ

 

 

ありました~!

 

2013年に撮った白鳳仏が1枚だけ残っていました(写真の出来は悪いですがアセアセ

 

(2013年6月20日、撮影)

 

※国宝に指定されるずっ~と前の2013年当時は、ガラス越しではありますが自由に撮影できました

 

ここで、発見!

 

2013年当時と現在では、展示方法が全く違いました!

 

2013年は、厨子の中に安置された白鳳仏を中央に置かれているのは同じですが、左右には仏様が描かれた掛け軸がかけられています

 

向かって右の絵は、仏が乗っているのは白い象っぽいので普賢菩薩でしょうか?

 

ということは・・・

 

(ガラスに光が写って判読不可能ですが)左は獅子の上に乗る文殊菩薩で、三体で釈迦三尊像という形にしていたのかと・・・?

 

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元三大師堂の下から発見された深大寺の白鳳仏

 

現在の展示方法にどのような意味があるのか分かりません(勉強不足?)

 

国宝に指定された故に、名だたる寺院の身代わり像を招いて格を上げたのでしょうか?

 

今もなお謎多き東日本最古の仏像である深大寺の白鳳仏です

 

 

 

今秋、トーハクで開催予定の特別展『最澄と天台宗のすべて』へ白鳳仏に会いに行こうかなニヤリキラキラ

 

 

 

東京・武蔵野ほっこり町あるき

大野義昭