多摩川浅間神社
~今から約800年前の文治年間(1185~1190)
源頼朝は豊島郡滝野川松崎に出陣しました
妻である北条政子は、夫の身を案じ後を追いました
多摩川湖畔まで来た時、草鞋の傷が痛みだし治療することにしました
逗留中に亀甲山(かめのこやま)へ登ると富士山が鮮やかに見えました
(境内上から・・・登山道のような参道)
富士山の麓には「浅間神社」があります
浅間神社は政子の守り本尊
政子は夫の武運長久の祈願し、身に着けていた「正観世音像」をこの場所に建てました
村人はこの像を「富士浅間大菩薩」と呼び尊崇しました
これが多摩川浅間神社の創建とされています~
(多摩川浅間神社由緒書きより)
その後の1652年(承応元年)、浅間神社表坂工事の際に唐銅製の正観世音像が発掘されたそうです
御祭神の木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメ)は「桜の花が咲き匂うような美しさ」といわれる女神様です
そのためか、社殿も境内も華やかな美しさに溢れていました
家庭円満、安産、子安・・・などの御利益があります
多摩川浅間神社には見晴台があります(必見です)
多摩川を見下ろす高台から見る風景・・・気分爽快です
多摩川の向こうには武蔵小杉周辺の高層ビルが望めます
東急東横線の線路に車両が通り過ぎる様子も見られます
逆側へ目を向けると中原街道の青い丸子橋
中原街道は鎌倉時代に造られた街道(当時は橋はありません)
頼朝や政子も歩いたかもしれないと思うと考え深いですね
丸子橋の向こうには東海道新幹線が時おり通り過ぎていきます
(分かりずらいですが、丸子橋の向こうに新幹線が通り過ぎています)
朝から照り付ける太陽の下でしたが、青空が広がり気持ちの良い時間でした
(もう少しでハート型になりそうな雲)
多摩川浅間神社の御朱印です(この日は書置きでした)
日本画家の山下まゆみ氏によるデザインだそうです
多摩川浅間神社は初めて参拝させていただきました
晴天のためかもしれませんが、ただただ美しいお社でした
この日は初参拝4社(+α)の神社を中心に巡りました
それにしても、暑い熱い一日でした
東京・武蔵野ほっこり町あるき
大野義昭