628年・・・浅草寺、創建
733年・・・ 深大寺、創建
そして・・・824年、東京都内で3番目の古い歴史がある
善福寺 さんが創建されました。
正式名称は、麻布山善福寺
麻布 という地名の由来になったお寺です。
ご本尊は 阿弥陀如来 で、 浄土真宗本願寺派 です。
真言宗の開祖 弘法大師・空海 によって開かれたと
伝わっています。
鎌倉時代、越後国(現・新潟県)に配流されていた 親鸞聖人 が
帰郷の途中に立ち寄った際、親鸞聖人によって教えを受けた
了海上人 が 浄土真宗 に改宗しました。
開山堂 には、木像の 了海坐像 が安置されています。
善福寺 さんは、幕末の1859年日米修好通商条約に基づき
初代 ・ アメリカ合衆国公使館 が設けられました。
境内に立派な記念碑が建てられています
善福寺 さんでひときわ目に入ってくるのが、大きなイチョウの木
枝が下に伸びてたくさんの気根ができ、
まるで逆さになっているように見えることから 逆さイチョウ
と呼ばれています
推定樹齢 750年以上、高さ20m、幹周囲10.4m・・・
東京で一番大きなイチョウの木で、国指定の天然記念物 です。
親鸞聖人が突き立てた杖から生えてきたと伝わっています。
イチョウの木の近くで親鸞聖人が見守っています。
本堂の上からのぞく異形な高層マンションは、元麻布ヒルズ。
この形は、仏具の和蝋燭(ろうそく)のシルエットを模したものと
言われています(せめてもの苦肉の策・・・?)。
違和感を持つ方も多くいると思いますが・・・
このような風景も大都会・東京の風景の特徴のひとつ
なのかもしれませんね
参道の途中にある 柳の井戸
空海が柳の下に錫丈(じょうじゃく)を突き立てたところ
清水が湧き出した・・・とか
柳の小枝で地面を払ったところ湧き出した・・・とも伝わっています。
六本木からほど近く、お洒落な街・麻布十番のお膝もとですが
訪れる人もまばらです。
由緒ある歴史をもつ 善福寺 さんと 力強く生き続ける
逆さイチョウ からいただけるご利益を独り占めできちゃうかも
では、和スイーツ の紹介です。
善福寺から数分の場所にあるお店 麻布野菜菓子 さん。
野菜を使ったお菓子を提供されています。
今回のおススメは、野菜羊羹(トマト) です
白あんにトマトとラム酒を加えた野菜の羊羹です。
トマトの酸味とラム酒のほのかな香りが口いっぱいに広がる
ちょっと大人な羊羹です
トマトの他に、生姜やゴボウなども楽しめます。
羊羹のほかにも 野菜最中 や 野菜あんのどら焼き など、
野菜を使ったものもあります。
プレゼントにもぴったりの 和スイーツ です
さて・・・
次はどこに行こうかな