一つの「青い壺」をめぐる軌跡

 

きっとこうやって

物や事は流れていくのだろうと思う

 

きっかけは

小さな事であっても

その後に続く物語は

果てしなく

無限に広がっていく

 

周りから見れば

他愛のない事や物であっても

誰かにとっては

その一つのエピソードには

大切なかけがえのない

想いが詰まっている

 

久しぶりに

言葉の美しさと

淀む事なく流れる文体に

なぜだか

ホッとするような

気持ちになった

 

慌ただしい日々だからこそ

少しだけ

文字を追うことに

貪欲になりたい