御年88歳の実父

 

 

 

 

 

 

 

転居の日は3月1日。

「大安」を選びました。

新しい生活。

実父にとっても、私たちにとっても

新しい一歩です。

 

移送準備は朝9時から。

私は実父宅からの荷物をもってタクシーで病院に向かい

*薬剤師からのお薬の状況説明

*退院に関する清算(今回はコロナ感染があったため、退院費用は後日決定とのこと)

*口腔外科の診察代清算

*看護師からの説明

あとはひたすら待ち時間。

入院する人

退院する人

ナースステーションの周りはにぎやかです。

 

1時間半後に、施設の職員とケアマネージャー、看護師が到着。

介護タクシーに乗って移送開始。

 

4か月ぶりに直接会って手を触り

話しかけられることができて

涙があふれそうになる。

道行く場所を伝えながら

それを目をつぶって聴いている実父。

聞きなれた地名にふと目を開けたり

バイクの音や、トラックの音に

キョロキョロしたり。

 

1時間ほどで施設に到着。

私が抗原検査をしている間に

居室へ移動して看護師のお世話に。

交渉で得られた家具に日用品を収め

実父と少しづつ話をしました。

 

移送したことによって

不安があったらしく

「もうおわりだ」

「もういい」

「お・し・ま・い」と叫び、驚きました。

思いのほか長く続いた入院生活は

やはり精神を疲弊するものだと思いました。

なんとか、今日が3月だということを知らせて

気を紛らわせ

落ち着く場所だということを伝えるのが精いっぱい。

 

私はその横で

往診医の診察を見守り、その後に契約

薬局との契約

リハビリの計画書

担当者会議

 

施設の皆さんからお花をいただき

歓迎してもらい

1日の激務がホッと落ち着きました。

 

17時40分退去。

長い一日を終えて帰宅。