とりあえず腫れが引くまではギブスができないとシーネ固定。
2日後に来てねということで、診察室を出る。
慣れない松葉杖歩行、不安定で怖い。
会計で名前を呼ばれるも・・・・イスから立ち上がるのも必死のパッチ
見るに見かねた事務員さん、「あ~ごめんなさいね~」とイスまで来てくれる。
痛み止めの処方箋をもらったが・・・・薬局まで行けるのか???
病院隣の薬局に行くまでも大変だった。
松葉杖歩行、簡単そうだけど、やってみると難しいもんだ。
痛み止めもらってタクシーをひろって家にたどり着く。
まだショックから立ち直れない。茫然自失
とりあえず回らない頭を無理矢理回して、関係各所連絡して、そこから隠遁生活が始まった。
痛くて動けない。
寝室にはテレビがないので気が紛れない。
テレビのあるリビングに横たわり、ずーーーーーーーーーーーーーーとネットフリックスを見続けた。
と、言ってもテレビをつけているだけで内容なんて頭に入ってこない。
全身の炎症が激しい。からだが全力で治そうとしている。若干発熱してる感じもある。
体温計をとりに行くこともできないので、そのまま放置していたが、痛みに耐えるのと全身の炎症状態が重なり、とにかく眠い。体がだるい。
昼間はリビングでうつらうつらし、寝すぎで夜眠れないかなと思っても、夜は夜で眠れるわけです。
とにかく眠って体力温存して免疫力を下げないようにという体の反応なんですよね。
もちろん食欲ゼロ
一切食べたくない。
これは恐らく消化に体力を使えないからだろう。
ほぼここから三日間断食だった。水とバナナとパンをチビッとかじる程度。
精神的ダメージ
肉体的ダメージ
痛みに耐えるダメージ
この3つが重なりずーーーーーーと寝てた。
この時は片足生活が慣れないので家の中でも松葉杖ついてた。これがとっても危ない。
トイレに行くのも大変。
膝で歩くので膝痛い。
知人や同僚が代わる番子に尋ねてくる。ありがたいが玄関まで行って鍵開けるのも負担。
LINEもバンバン入ってくるが、返信も面倒。
そっとしておいてほしい。と言うのが正直なところ。
と、いった傷病から3日間の暗黒生活はこんな感じだった。
唯一気が紛れて、精神を保って要られたのは韓流ドラマ
私はそれまで一切韓流ドラマを見たことがなかった。
特に理由はない。基本邦画しか見ない。字幕が面倒だから。
だから韓流に限らず洋画も見ない。
しかしNetflixで配信している邦画で興味がわくようなものはあまりなく、宣伝で上がってきていた「無法弁護士」というのを試しにポチッとしてみた。
韓流にドハマりしている知人の一押しが「愛の不時着」「梨泰院クラス」「サイコだけど大丈夫」「ヴィンチェンツォ」なんですが・・・
その中でも「愛の不時着」は殿堂入りで一位を超えた場所にいるぐらいの神ドラマらしい。
なんか悔しいので(笑)何が悔しいのかわからないけど、、、、一押しおすすめ韓流ではないものを選んだ。
骨折してデビューした韓流ドラマの処女作は「無法弁護士~最高のパートナー」
どうして選んだかというと、、、まずネットフィリックスの宣伝にあがっていた。そして吹き替え版があった。
日本語で喋ってくれれば、目をつぶっていてもドラマの筋書がわかる。
足の痛みに耐え、体もだるい現時点でずっと眼を開けて画面を見ているのはツライ。
見始めた・・・・・
えええぇぇぇぇぇ・・・・・・おもしろいやん(゜_゜)結構見始めたら止まらない。
面白い面白い面白い
・・・・夢中で3日間で16話だったか・・・・見終わった。
韓流ドラマって1話が長いから、中々前に進まないのですが、それを感じさせなかった。
「無法弁護士~最高のパートナー」の何がいいかというと。。。。
まずヒロインが可愛い「ソ・イェジ」という女優さんらしいが、、、、無茶苦茶可愛いのだ。
もちろん主人公の俳優イ・ジュンギもかっこいい。
そしてなにより私が心惹かれたのは脇役の「悪役」の妙技。
もうそれはそれは悪いヤツなんですが、ここまで誇張して悪役を演じれる俳優さんは日本にはいないな~と。
まぁこの憎たらしい悪役を見るだけで面白いですよ。
ドラマの主軸は痛快法廷ドラマです。
主役は常識破りな無法者の弁護士。
むっちゃ強い。ケンカしても負けない。
そしてチンピラたちにも慕われる男気溢れる人物を魅力的にイ・ジュンギは演じています。
肉体で戦うアクションと法廷で戦う頭脳で悪者を叩きのめしていく姿は見てて気持いい~
暴力で倒すのではなく、あくまでも法で裁く事にこだわった主人公。
法廷ドラマにプラス、ラブストーリーな話を絡めて見ているものを飽きさせない。
プラトニックな純愛がまた見てて、おばさんの心に刺さるわけです。
乙女心というか女性ホルモンがバンバン出てくる感じで胸キュンになる。
そして、先ほど書いた演技派俳優の最強な悪役です!
一握りの権力者が市民たちを食い物にしているという構図があり、その利権を握っているのが、その町で一番偉いチャ裁判官、その下僕がチンピラ上がりの実業家アン・オジュ。
このアン・オジュがまぁ~素晴らしい悪者なんですよ。
他にもチェ裁判官の秘書のスンジャ。マジでこの人見てるだけでムカついてくるから不思議。
ドラマとわかっていても腹立つ(笑)
どれもこれも半端ない個性がほとばしり、主役を際立たせる。
韓流ドラマ凄い!!!とびっくりしました。
脚本も俳優の演技も一流です。
脚本が緻密で細部にこだわっているのがわかる。
登場人物一人一人を丁寧に仕上げているのです。
通常主人公だけ光を当てているというパターンが多いのですが、脇役も一人一人丁寧に見せていくことで内容に深みと広がりが出てくるのが面白いんです。
エンターテーメント
・・・・・・・・・・・と熱く語ってしまいましたが、ドラマのあらすじはネットにたくさん出ていると思うのでそちらを見てください。
アマプラでも見れます。
そこから韓流ドラマ三昧の一か月だったのです・・・・・・(笑)
韓流ドラマ。。。ドハマりの50代のおばさんに成り下がってしまいました