ほとんどの親は、我が子を教育する際に、自ら気づかず自分の欲望や不安を投影している。
いい学校へ入りさえすれば人生は安泰である、お金がなければとても生きてはゆかれない、そういう単なる思い込みを、世の全員で子供に押し付けているのである。
しかし勝手な思い込みを押し付けられた人生が、どうして幸福であり得るのだろう。


もし私が親ならば、何を教育するでもない。
そのような世の思い込みをいかにして見抜くか、それだけを教育する。人間は思い込みの動物である。
思い込みこそが人間を不自由にする
あらゆる思い込みを見抜き、絶対自由でありなさい。そして、おのずからなる所の人間になりなさい。それこそが、こんな世の中でも、幸福である人生だ。

-池田晶子「人間自身考えることに終わりなく」より-



        

この世界は各人の思い込みでできている。
世界は人の思い込みの数だけある。

どんな事も、どんな人も、それはすべて思い込み。

この池田晶子さんの言葉も、この私の言葉も思い込み。

真実の世界なんてない。
あるのは思い込みの世界だけ・・・・・

晶子先生のこの言葉に、、、ホント強く強く納得する。


だけど、思い込み以外の世界があるのか???

少なくとも、現実をそのまんまを見る事はできる。そこになんの主観もいれず見る。。。

でもこれまた、その見え方もまた思い込みに過ぎない。

ムズイぞ・・・・(-_-)

それに絶対自由

そんなものは本当に肉体を持つ人間が持ち得るのか??


この世界に身体を持ち、生きている以上は絶対不自由なんじゃないのか・・・・

だけど突き抜けてしまえば、精神だけは絶対自由に近い境地にはなれるのかもしれません。

さて子供達にはなんと言って教えよう。

言葉では難しいだろう。

親の生き様・・・でしか伝えられないのかもしれません。


どんな生き様だと思い込みの呪縛から逃れられるのか。。。。

考えてみた・感じてみた・・・・


この世界は遊び場

遊んでみればいい。ただただ遊ぶ、そんな生き方ではないかと私は思い込む。

まぁまだまだ私はダメダメ。

遊び心が少なすぎる。

こうでなければいけないものをたくさん持ってる。

頑固な絶対不自由のまま。

だって絶対自由なんて怖くて仕方がないからね。





幸福を感じる心も思い込み。

だって幸福を感じる自分はないのだから。

自分がないなんて思えないけど(笑)




だから私は思い込む「幸福と思ったモン勝ち。」

勝ちも負けないんねんけどな。


結局・・・・・なんのこっちゃですよね(笑)


思い込む・・・・それしかできないという事ですよね。