父の闘病生活は約一年。


昨年のお正月・・・・
いつもは私が帰るとお布団を敷いて待っていてくれているのに今回は布団を出してくれていなかった。


父が弟にお姉ちゃんの布団二階にあげてくれるか~と頼んでいた。


もう布団を二階に上げる体力がなくなっているのだな~と実感して寂しくなった。


初詣はなんとかゆっくり、何度も休みながら二人で氏神様にお参りをした。


それが父と最後の初詣になった。

その時に感じた・・・・これが最後かもしれないな~と。。。。。




彼はとっても自立した人で人にできるだけ迷惑をかけないようにと言う意識が強く、意識的にも無意識的にも自立した人だった。


特に私達子供に迷惑をかけたくないと言う気持ちが強かったように思う。

なので調子が悪くなる時は必ず一人の時。

それも見事なもんで、誰かいる時に体調が悪くなった事はない。


しかし父の呼吸の仕方を見ていると、これは一人での生活はもう無理だな~と感じつつ、東京に戻った。


それからから半月後、呼吸苦を訴え入院したと弟から連絡があった。


入院する3日前くらいからずっと苦しかったらしい。


しかし一向に良くならず3日目の昼過ぎにかかりつけの医院に行ったら、すぐに入院しないといけないレベルの血中酸素飽和濃度だった為に大きな病院を紹介された。


まだ自力で歩けたので、息苦しいにも関わらず医院から独歩で一度家に帰り、はぁ~はぁ~言いながら必死で入院の準備をして両手に二つのカバンを持ち、駅前のタクシー乗り場まで歩いていき、病院に行ったらしい。


カバンに入院セット他、読書用の本もカバンに詰めていたらしい。

健気過ぎて、それを聞いて涙が出たo(;△;)o


病状が落ち着いて退院。

それから在宅医療となり在宅で酸素を使うようになった。


寝室も2Fから1Fに変え、布団からベットにした。


訪問医と訪問看護師が来るようになり、ヘルパーさんが毎日通うようになったのは、昨年の梅雨の頃。


高齢になると、段階的に徐々に病状が進行するわけではなく突然に介護度が高くなる。


昨日までできていた事が突然に今日できなくなる。。。。そんな感じで悪くなるのです。


そして転機は夏の真っ盛り8/6の事だった・・・・